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週末旅をお勧め(番外編):石垣島から波照間島の日帰り旅

またまた番外編です。週末旅の範疇で波照間島の日帰りは難しいです。少し長い石垣島の旅の中の1日を使って波照間島を日帰り観光してきた時の記録です。

【1】今回の旅の目的


週末旅よりは長い4泊5日の石垣島の旅行の中の1日を使い、波照間島を観光したいと思い高速船+自転車で観光しました。一番の目的は日本の最南端に行きたいというのが主目的です。

【2】波照間島日帰り旅の計画


事前の調査では波照間島は高速船でしか行けない。その高速船は1日に何便があり日帰りで往復が可能である。波照間島での移動はレンタカーも考えたが自転車で回れそうなのでレンタサイクルを利用する事にした。
詳細を調べてみると安永観光がパッケージツアーを出していたのでそれを予約した。(7200円)
 移動①:ホテルと離島ターミナルの送迎バスを利用
 移動②:石垣島と波照間島の船は自由に選べるが行きは朝一番で移動
 移動③:波照間港からレンタサイクルのお店はお店が送迎してくれる
 移動④:波照間島の島内はレンタサイクルで回る
波照間島は海岸線の長さが14.8kmで最高標高も約60mなので充分回れる。

※2024年には第一航空が定期便を就航させるが一には1往復なので日帰りは不可能です

【3】おおよそのルート


石垣⇒波照間:朝8時の高速船で移動(約1時間)
波照間⇒石垣:16時50分の高速船で移動
この計画だと約8時間滞在できるので特に回るルートなどは考えず、地図に観光ポイントのみマーキングして回ったので同じ場所を何回か通っている。

【4】波照間島日帰り旅行記


宿泊したのは離島ターミナルから離れたホテルですが安永観光のツアーに申し込んだのにホテル巡回の送迎バスで移動が可能です。マイクロバスかなと思っていましたが大型バスが来ました。

離島ターミナルで予約確認とチケットなどを受け取り船に乗る前に石垣島の英雄の用高さんの銅像を撮影。

8時の波照間行きの高速船に乗る。着席してシートベルトをして横を走る高速船を撮影。

港を出て最初はそこそこのスピードで進むが、外洋に出ると海の上を飛ぶように進む。この高速船はそのスピードと揺れがあるので飛行機と同じように着席してシートベルト着用が必要な船です。そのスピードがわかるような動画を撮影しました。

約1時間の乗船で無事に波照間島に到着。下船後はレンタサイクルの方が迎えに来ていたのですぐに移動し自転車を借用する。集落の中にレンタサイクルのお店があったので、まずは集落から南に向かう道路を走り島の中央付近で借用した自転車を撮影。ごく普通のママチャリですが荷物を入れるカゴがあり意外と便利です。

その場所から南に向かう道路を撮影しました。波照間島は米粒のような形で南北に狭く東西に長い形をしていて、短い南北の中央から海岸線が見えるくらいの距離です。

この道をまっすぐ進み海岸線まで来ました。ついたところはベムチ浜の西側のようで、そこから西側の海岸線を撮影しました。

まずは島の外側の島一周道路を時計回りにサイクリングする事にしました。走り出してすぐにサトウキビを収穫している所に遭遇。サトウキビは波照間島の主要産業です。

さらに進むとナリサ浜に着きました。島の西側にあり、サンゴがいっぱいの小さな浜辺で10畳くらいの広さしかありません。まだ曇っていて発色がいまいちですがとっても綺麗な海でした。

島の一番西側の浜辺には浜シタン群落がありました。浜シタンとは琉球石灰岩に根をはる樹木で、この浜辺の一体はその樹木がたくさんあります。浜辺自体は砂浜もありプライベートビーチの様になっていますが、遊泳禁止でした。

さらに進むと波照間島でいちばん賑わっているニシ浜です。国土地理院の地図では北浜(にしぱま)となっています。北なのにニシって面白いですが、八重山の方言で北=ニシなので島の北側にある浜辺なのでニシ浜となります。 西浜と書くと間違いでカタカナでニシ浜が正しい表記です。

ニシ浜は幅が広く先ほどの写真の場所から少し西側に移動した所です。3月の後半ですが海に入る方も沢山いました。

ニシ浜の駐車場から少し登った所の道路からの写真で、浜辺の向こうは遠浅の海が広がっています。

ニシ浜の近くには製糖工場があります。波照間島の主要産物でもある黒糖はサトウキビから作られています。そのサトウキビがここに集められ機械によって運ばれる様子を撮影しました。

島を時計に見立てると10時⇒中心⇒6時と縦に走り、そこから時計回りに7時⇒8時と周り10時のスタート地点の港まで戻ってきました。着いた時はすぐに送迎車に乗ってしまったので、まずはターミナルを撮影です。

建物を抜けて桟橋に行くと昼の便の高速船が泊まっていました。波照間島には石垣島からこの写真の高速艇で来るのが通常です。海の上を飛ぶように進み、運行中は飛行機と同じように着席してシートベルトを締める必要があります。着いたときは貸し自転車のお店の方が迎えに来ていたので撮影できませんでしたが、お昼になったので港に戻って来た時にちょうど来ていたので撮影しました。

時間は昼近くになっていたので昼食です。集落の食事処が開いているかわからなかったのでターミナルにあるお店で沖縄そばの昼食にしました。

客船ターミナルの建物は陸地側と桟橋側では雰囲気が違うので桟橋側からも撮影。

午後は引き続き海岸線を時計回りに進みます。島の12時の所にあった浜辺ですが特に名前もついていませんでした。港の少し東側にあります。

島一周道路を走ってきましたが、島一周道路から少し入った所にあったお墓です。沖縄でよくある形のお墓で一般の方のお墓のように思えましたが、ここはお墓の横に「門中墓」という説明の石碑が立っていました。

門中墓の北側には下田原城跡があります。琉球王朝より前の12世紀ころに築かれたお城の跡です。この石碑のある所から少し登ってみます。

登った所は琉球石灰岩の積み上げた塀のようなものがあり、その向こうに海が見えていました。

島一周道路に戻り走っていると石が積んである所があり、遺跡とかの様に見えたので近くにも行ってみましたが何なのかはハッキリわからなかったです。Googleの地図にも表記がなかったです。

島の中はサトウキビ畑が多く、島一周道路の横もサトウキビ畑です。

少し進むとシムスケーがあります。シムスケーとはシムス村の井戸の事で、古井戸があります。壁は琉球石灰岩で補強され一番下では今でも水も湧いています。

サトウキビの収穫は手作業で行っているのはよく見かけましたが、ここでは機械で一気に刈っているようです。

島一周道路に波照間土地改良完工記念碑というのがあり、そこにはGPSを利用した電子水準点がありました。

島の東側(3時)にある波照間空港にやってきました。牛が放牧されている所の向こうが滑走路です。

定期航空路線が計画された時にターミナルビルが新しくなりました。その後にその会社が事故を起こして定期航空路線の計画がなくなり、新しいくなった建物は使われずにピカピカでした。

新しくなった空港ターミナルのアップです。 沖縄の建物らしく、赤瓦にシーサーが乗った屋根です。

滑走路に近い場所を探してフェンスの所まできてみました。綺麗な滑走路で琉球エアーコミューターのDHC-8-400CCで週3往復くらいで良いので定期航空路線が欲しいところですが滑走路の長さが短く離着陸ができません。これを書いている2024年には第一航空が週に3往復の定期便を就航させることが決まりました。

島一周道路から少し分かれて高那崎の方に行き、北側を撮影した写真です。波照間空港のターミナルビルが少し見えていましたが、写真では確認しづらいですね。

島の南東端には星空観測タワーがあります。波照間島は天体観測に適した場所で、日本の最南端のすぐ横で南十字星が冬の時期に観測できる場所でもあります。

次は波照間島に来た最大の目的の日本最南端の地です。日本の最北端は宗谷岬で行ったことがあるし、東は北方領土で行けないので本土最東端の納沙布岬は行ったことがあります。最西端の与那国島はいずれはいくのでその前に最南端の制覇のためにきました。

最南端の地には日本国を示す国旗の日の丸の碑もあります。奥には先ほど見て来た星空観測タワーが見えます。

碑のある所から実際の最南端に向かって岩場を歩いてみました。

実際の最南端はまだ先にありますが、少し危険なようなのでこの辺りを個人的な最南端としました。実際の最南端の岩場はこの写真に見えている所だと思います。

さらに進むと波照間島に来て最初に来た所の近くのベムチ浜です。自転車でほぼ一周回ってしまいました。朝は天気も良くなかったのと浜辺の少し横からの撮影だったので砂浜に来て撮影しました。明るくなってきていい感じの空と雲なので写真を撮影しました。

先ほどは東側を撮影したので、西側の浜辺を撮影しました。この少し先が島にきて一番最初に来た所です。

最初に海の撮影をした所に戻ってきました。ちょうど一周した形ですが、外周を走っただけで内側が見ていないのでまだまだ走ります。

再び時計回りに走り島の中心の集落に来ました。その集落に合ったマンホールを撮影しました。波照間島の売りの「日本最南端」と「南十字星が輝く島」の文字が入り、星空観測タワーと南十字星がデザインされています。

集落の家はコンクリートの四角い家の他に琉球の赤瓦にシーサーが載り、さらに家の前には琉球石灰岩を積み上げた塀がある典型的な琉球形式の家がありました。

波照間島には警察署はなく、この駐在所だけになります。建物の上には日本地図が描かれ波照間島は赤くなっています。しかし北方領土が描かれていないのが残念です。(台湾は国境線と共に書かれているので)

島の高台にあるのがコート盛で琉球石灰岩を積み上げた台で琉球王国時代の見張り所で島の一番高い場所にさらに高くして海上往来する船などを見張ったようです。

上にも登ってみましたが、そんなに見通しは良くなかったです。昔はもっと高かったのでしょうか?

波照間島のほぼまん中の最高地点の所にあった波照間島灯台で高さは16mくらいです。しかしこの建っている標高があり海面からは70m位の高さにあるそうで、周りに島もないので遠くから確認できるでしょう。

レンタサイクルの返却の近くにはアカハチ誕生の地というのがあり正確にはオヤケアカハチと言う豪族の首領で、この波照間島で生まれ八重山諸島で農民を率いて戦った八重山の英雄でここで生まれたとの話があります。

帰りは波照間島16時50分発の便にしました。乗船する前に帰りに載っていく船を撮影しました。

船に乗り込み港を出発します。またいつか来られるかな?

来た時と同じように海の上を飛ぶように走り西表島が見えて来たので半分くらいまで戻ってきました。

無事に石垣港に到着し用高さんに無事に観光できたことを報告。

ホテルに戻ってから夕食にまた出てくるのは大変なので石垣島の夕日を見ようと歩いてサザンゲートブリッジに来て撮影しましたが雲が多くていまいちでしたね。

【5】まとめ


・高速船は波の状況で欠航が多いが、予約当日は運よく欠航にならずに行くことが出来た。
・貸自転車はママチャリでしたが、島を2周するくらい回れたので見どころはほぼ達成。
・天気は最初は雲が多かったが昼頃から晴れてきていい写真が撮れた。

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