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週末旅をお勧め(6回目):一泊二日の長崎旅で軍艦島と市内観光
まだまだステータス修行も兼ねての旅なので費用は掛かっていますが6回目は路面電車の完乗と軍艦島観光と長崎市内観光をかねて一泊二日で計画して楽しんできました。軍艦島は世界遺産に登録される前だったので混んでなく海も平穏で上陸出来て良かったです。
【1】長崎への旅の目的
長崎は高校の修学旅行の九州一周の旅の最後で観光して寝台特急で帰った記憶くらいしかなく、TVで軍艦島などの事を見て、軍艦島+路面電車+市内観光の三つをまとめて一泊二日に詰め込むことをしてみました。
【2】長崎への旅の計画(移動・宿)
移動:長崎と羽田の間はJALのJ-Classを予約する
移動:現地での移動はバスと路面電車を利用する
宿泊:JAL HOTELのクーポンがあったので長崎のJAL CITYを予約した
他 :軍艦島上陸ツアーはあらかじめ2日目の午前のツアーを予約した
今ならJALのダイナミックパッケージでお安く予約するのですが、この時もステータス修行を兼ねていたのとホテルのクーポンがあり1000円で泊まれるので飛行機とホテルを別にした。
【3】おおよそのルート
一泊二日の日程で長崎市内の路面電車の乗りつぶしと軍艦島観光を考え次の計画を立てた。
1日目:羽田空港(07:25)⇒JAL1841⇒(09:30)長崎空港⇒市内散策⇒長崎(泊)
2日目:長崎⇒市内散策⇒軍艦島観光⇒長崎空港(16:55)⇒JAL1852⇒(18:30)羽田空港
※2日目の長崎は最終の一つ前の便で時間がもったいないが、最終便は羽田到着が遅く空港から自宅までの移動を考えてひとつ前の便とした。
【4】ここまで回れた
まだまだ初期の週末旅なので詰め込みが甘いですが一泊二日でここまで回れたというのを紹介します。
(1)1日目の行程
初日は自宅から羽田空港に移動し一泊二日なのでディパック一つなので機内持ち込みで身軽に搭乗し、2014年9月から離着陸時のデジカメ使用が可能になったので羽田空港を離陸する動画を撮影。
離陸してからは富士山の横を通過するのを待つ。JALでは「富士山どっち」というサイトで登場する便のどっち側の窓から富士山が見えるのかがわかるので、事前に左側のA席を予約していたので、富士山はバッチリ撮影が出来た。
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羽田から長崎までは約2時間と意外と時間がかかり長崎空港への着陸のアナウンスがあってから着陸の動画を撮影。
そしてスポットへの移動の時には羽田空港などでは見る事が出来ない韓国のLCCのJINAIRを撮影できて少しテンションが上がる。
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長崎空港は長崎の市街地からかなり離れていてリムジンバスで移動するのが便利でまずは長崎駅を目指す。
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長崎駅の到着後は駅の写真を撮影し路面電車に乗りつぶしに便利な一日乗車券を入手して早速観光&乗りつぶしを開始。まずは路面電車の乗りつぶしで長崎駅前⇒赤迫まで行く。
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赤迫の電停を撮影した後は行く時に気になっていた浦上車庫で降りて路面電車の車庫を撮影する。
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次の路面電車に乗って原爆資料館電停で降りてまずは原爆資料館を見学。高校の主額旅行でも見ているはずだがあらためて見ても原爆の悲惨さが良くわかり、戦争というものが悲惨な結末しか生まないという事がわかる。そのまま平和公園まで歩いて行く。この平和公園は原爆の爆心地であり、その爆心地の所には浦上天主堂の一部がここに移されて保存されています。
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そして平和祈念像と言えば右手で「原爆の脅威」を示し左手で「平和」を示し、閉じた目は「原爆犠牲者の冥福を祈る」という思いを込めて作られています。
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平和公園の次は丘の上にあるカトリック浦上教会に向かいます。坂を登る途中には旧鐘楼があり、長崎に落とされた原爆により破壊されかなり下の方に崩れ落ちたものです。その場所にそのまま保存されていて原爆の悲惨さを物語る遺構になっています。
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坂を上ると浦上教会で、元の建物は原爆で破壊され再建された天主堂があります。
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浦上教会を見た後は丘を降りて平和公園電停⇒蛍茶屋までの乗りつぶし。
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乗りつぶしの目的で来たので電停を撮影してすぐに次の目的地に向かい蛍茶屋⇒賑橋で下車。ここの近くには中島川に架かる橋で有名な「眼鏡橋」があるので見に行く。ちなみに電停の名前は賑橋でしたが、眼鏡橋の最寄り電停であり観光に最適なように今では「にめがね橋」に名前が変わっていますね。下車後はすぐに眼鏡橋を見に行く。アーチ橋が下の川に写ってメガネの様に見える。
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眼鏡橋を見たら時間は13時を過ぎていたので近くのお店でちゃんぽんの昼食。
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昼食後は路面電車の乗りつぶしの続きで賑橋⇒崇福寺まで乗る。崇福寺では終点の電停を撮影。
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撮影後は周辺を少し歩く。歩いているとやたらとレトロな建物があり、近くで見ると何と交番!
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再び路面電車の乗りつぶしで石橋電停まで行くが直通はないので賑橋で乗り換え。この乗り換えの時に電停を撮影したが名前が変わる前の駅名なので貴重になってしまった。
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電停を撮影した後は賑橋⇒石橋電停まで乗る。石橋の電停を撮影したら次の目的地に移動です。
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次の目的地はグラバー園。ここも修学旅行で来たことがありグラバー邸として認識している。グラバー邸を中心として歴史的な建物などを移設して一帯を公園のようにしたのがグラバー園です。山の斜面を利用しているのでう上から入り下りながら見るか、下から入り昇りながら見るかの2通りあり、楽なのは上からで石橋電停近くから無料のスカイロードで行くことが出来る。無料といるのはこの一帯の住民のための移動手段で行政が設置したものだからです。そのスカイロードで登った所から街を撮影したのがこれです。
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グラバー園の第二ゲートで入園料を入りゲートを入ったすぐの所には長崎が開港した時に外国人の居留地との間にあった居留地の境の石が移設されていました。その横には三菱重工長崎造船所で作られた錨も置かれていました。
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少し下った所にあるのは三菱造船所のドックの横にあった建物で、船を修理している時に船員が宿泊した建物です。ドックの横にあったものが長崎市に寄付されてここに移築されました。雰囲気を残すために池の横に建てられたのだと思います。
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幕末の兵学者の高島秋帆の指導により作られた高島流和砲や移設された旧長崎地方裁判所長官舎を見ながら下っていくと現れるのがグラバー邸です。グラバー邸はグラバー商会を設立した貿易商のトーマス・グラバーが住んでいた住宅です。日本最古の木造の洋風建築であり国指定の重要文化財に指定されています。
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グラバー園を出て杉の所にあるのが「長崎くんち資料館」で伝統芸能を数多く展示していて写真撮影もOKですし入場料も無料でした。「長崎くんち」は長崎の秋のお祭りで龍踊や山車の練り歩きなどがあり、その山車が展示されていました。
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少し歩くと大浦天主堂で幕末の開国の後に長崎の外国人居留地に建てられた日本国内に現存する最古の教会です。中は撮影できなかったので入口からの写真だけです。
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そのまま歩くと大浦天主堂電停ですが路面電車に乗らずにオランダ通りを歩いてく。その通りには旧長崎領事館があり正面は反対側なので裏側から撮影したものです。国指定の重要文化財に指定されています。
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さらに歩いて行くとオランダ坂があります。ブラタモリで最初のシーンを撮影した所だと思います。
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少し歩いてメディカルセンター前電停から路面電車に乗り新地中華街まで行く。宿泊するホテルはこの中華街の中にあり、長崎の夜景を見に行く前にホテルにチェックインして不要な荷物を置き少し休憩です。その
中華街に入る所の門は朱雀門です。
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一休みした後は稲佐山展望台からの夜景です。そこに行くにはロープウェイで登る事が出来、そのバスは長崎駅前から出るので、新地中華街⇒長崎駅前まで乗って乗りつぶしは完了。バスの発車時間まで少し余裕があるので入場券を購入して長崎駅に入る。特急列車のカモメが入線していました。
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長崎駅の車止めで3本の線がありますが両側はプラットホームがありますが真ん中はないので留置線でしょうか。
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長崎駅前からバスに乗り長崎ロープウェイの駅に向かう。ロープウェイは少し古いタイプのものでした。近くの神社に立ち寄り日没までは時間がありますがロープウェイに乗ります。
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稲佐山展望台に着いたときは日没前でまず一枚撮影しました。この方向は街中で夜景だと函館の様に海の真っ暗な部分があった方が良さそうな気がします。
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そのまま展望台付近をブラブラして暗くなってから撮影したのがこの写真で世界三大夜景とも言われる長崎の夜景です。
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ひと通り撮影してからはロープウェイで下ります。その下りのロープウェイで夜景の動画を撮影しました。
夕食がまだだったので長崎駅前で食べようかと思ったのですが宿泊が新地中華街なのでホテル近くのお店で夕食もちゃんぽんです。
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(2)2日目の行程
2日目は夕方の飛行機で帰るのであまり時間がなく予約した軍艦島上陸ツアーがメインで、その前に少しだけ観光する。まずはホテルをチェックアウトして中華街の玄武門を撮影。
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軍艦島ツアーの出港する桟橋の近くにある出島を観光する事にする。入場料を払って色々な復元された建物などを見学。この写真の旧出島神学校は1878年に建てられた現存する最古のキリスト教の神学校の建物で、これは復元ではなく当時のままの建物を補修しただけです。
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出島の中には当時の出島の様子がわかる15分の1のサイズで作られたミニ出島もありました。
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ひと通り見学の後は護岸の石垣を撮影です。出島は人工的に作られた島で四方を護岸石垣で囲ってあり、その護岸を復元したのがメインの入口の水門の所に残っています。
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出島は元々が海の中に造られたものですが今では付近一帯が埋め立てられ陸地になっていますが、外側のカーブしている部分は埋め立てで道路になっていますが長崎市電の専用道路になっています。そこを走る両方向の車両が一緒に入ったので撮影しました。
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集合場所のツアーデスクに行きましたがまだ少し時間があったので港付近をブラブラ。海岸線から対岸の長崎造船所が見えました。クレーンが建っているところの間にビルが見えますが、ビルではなく豪華客船の建造中でした。どう見てもビルの建設中にしか思えないですね。
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海岸通りには古くからの建物も多く残っていて、この建物は明治31年に建設された旧長崎税関下り松派出所の建物で、平成2年に国指定の重要文化財に指定された後に老朽化が激しく解体修理を行ったそうです。
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長崎は海外の企業の建物も多く、この建物は明治37年に完成した香港上海銀行の長崎支店の建物です。
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時間になったので集合場所に行きます。受付を済ませてから軍艦島の模型の前で船に乗る前にここでビデオで軍艦島の歴史などを見ます。
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時間になり乗船して出航です。
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軍艦島に近づいたところでズームして撮影しました。軍艦島の一番高い場所に当る部分で写真の右端には端島神社の祠が写っています。
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上陸する前に軍艦島の周囲を回り観光コース以外の部分を海から見る事が出来ます。これは東から撮影したもので広角で全体を撮影しました。海に浮かぶ軍艦のように見えるので通称「軍艦島」と呼ばれていて後に世界遺産になりましたが、この写真を撮影した時はまだ認定前でした。
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次は北東側からの撮影で右側が島の病院で左の少し奥の白っぽいのが小中学校です。小中学校が少し奥にあるのは手前がグランドになっているためです。
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北西側からの撮影でここで働く従業員の住宅が集中している場所で見える範囲がすべて住宅の建物です。
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軍艦島を西から撮影したもので、長崎から見ると奥側(西側)に回った時に撮影した写真です。
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島への上陸はドルフィン桟橋からで、廃墟になってから放置されていたようですが世界遺産登録を見越してと廃墟ブームなどで上陸のツアーが開催されるようになって上陸するために整備されました。
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上陸してすぐの所は第一見学広場から貯炭場を撮影したもので奥に見えるのは小中学校で右側の門型の支柱はベルトコンベアの支柱でこの上を石炭が運ばれてきました。
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そこから左に目を転じると崖の上には職員住宅があります。 崖ギリギリに建っていて台風の時などは強風で大変だったのではないかと思います。
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第一見学広場の次は第二見学広場で煉瓦造りの建物は端島の採炭場の総合事務所の建物で、右側の柱の上の四角い建物は縦坑へ行くための物です。
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第三見学広場は通常の見学ルートの一番奥で向うに見える四角い建物は30号棟でその左の建物は31号棟で共に住宅です。この30号棟は大正6年に建てられた日本最古の7階建て鉄筋コンクリ―ト造りの高層住宅です。
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桟橋に戻るときに撮影したのは、島の南西の端っこにあったプールの跡で25mのプールと幼児用のプールがありました。水は海水を使っていたそうです。
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軍艦島よサヨウナラ。上陸観光の後は一気に出港した桟橋に戻りますのでそのスピード感がわかるような写真にしてみました。
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帰りに伊王島との間の橋をくぐりました。いまは道路橋でつながっている伊王島ですが、昔は橋が無く炭鉱の島から北海道の中標津に移住する家族を描いた山田洋二監督の『家族』というロードムービーを思い出しました。
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稲佐山の展望台の下にジャイアントカンチレバークレーンが見えます。明治42年に英国より輸入して完成した電動クレーンで今でも現役として稼働しているクレーンで世界遺産にもなっています。
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港に戻り乗船時に撮影できなかったので港に戻って来たときに撮影しました。船室もありますが海の上から軍艦島を撮影したく後部のデッキ部分で往復しました。
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軍艦島ツアーを終えて空港に向かう時に長崎駅前からも出ていますが時間があったので浦上駅まで来ました。駅の上を渡る陸橋からちょうど発車した車両を撮影しました。
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空港へはリムジンバスの利用でその車内から撮影しました。
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空港に着いてから少し時間があったので展望デッキに行きスポっとにいるソラシドエアーの期待と空港を撮影。
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展望デッキには平和の象徴だと思いますが大きな鐘が下がっていました。
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定刻に機内に入り離陸するときの動画を撮影しました。
離陸して旋回した所で撮影した写真で、離陸したばかりの海上空港である長崎空港と、陸地にある滑走路が見えます。陸地にあるのは旧の長崎空港で今は海上自衛隊の大村飛行場になっています。
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しばらく進むと九州の活火山の一つである阿蘇の噴煙が見えてきました。
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羽田空港到着は18時過ぎですが冬なので暗くなっていて、着陸する動画を撮影しました。D滑走路の明かりが綺麗です。
【4】まとめ
一泊二日の旅ですが初日は路面電車の乗りつぶしと市内の幾つかのスポットを回り長崎の夜景も堪能しました。2日目は世界遺産になる前の軍艦島へのツアーを計画し冬で波が高いと上陸できない可能性があると言われていましたが、無事に上陸して観光できました。
長崎は路面電車があり主なスポットはそれを使えば移動が可能で1日乗車券を買えば気軽に乗れるので観光しやすい街でした。