政治について

 政治に口は挟みたくないと思っていた。しかし、国会議員選挙や首長選挙は必ず行った。
 裏金問題のことも、まさかこのまま終息させるつもりでいるのだろうか。岸田総理が就任する前に言ったことは、成長と分配であった。何が成長したのか、4万円の岸田所得税減額が分配だったのだろうか。
 全てにおいて、いかがなものか、議論をせねばならない、と言ってきた石破氏。総理になりたくて38年積み上げてきたはずなのに、具体政策の一つも出せてない。石破氏の発言を過去に遡ってよく聞いていただきたい。彼は何も言っていない。中身がない。全く評論家にすぎない。ラーメン大好き、鉄道オタク、アニメ好き、で庶民受けし、近寄りやすい政治家で人気になって、評論家的発言でまともな政治家ラベルを張られているが、国家のリーダーとしては、いかがなものか。
 自民党の総裁選挙も、誰が日本を率いるのか、ではなく、誰なら自分が選挙に勝てるのか、だ。経済に疎い政治家、まるで習近平の失策がみえるようだ。市場は波乱含みとなるかもしれない。
 少子高齢化は過去何十年も前から問題にされてきた。アメリカのように不法であれ、移民が増えていけば市場は成長するが、人口が減少しているのに成長を持続させるのは至難となる。国会議員を何十年もやってきて、国家課題を解決できずにきているのに、まだ政治家を続けようとする輩が多い。あなたは何をして来たのか。恥を知れ。と言いたい。
 年金、医療は確実に将来破綻する。教育にしても、家庭の負担を軽減するだけではなく、供給側の問題も解決しないと、公務員である教員確保すら困難になっている。
 フランスの経済学者トマ・ピケティ氏の「21世紀の資本」が出てから10年近くなるのではないか。資本主義の利点と欠点を整理し、教育における現金支給ではない機会提供のベーシックインカム導入や、国土を守る意味も含めて、都道府県廃止、道州制へ、国会議員定数を4分の1、自衛隊憲法明記もだが、国家課題への早急な解決こそが人口減少社会における成長の根幹となるはず。
 諦めないで、消去法しかなくても選挙はいかなくてはならないのだ。今の内閣ではなく、次の総選挙後内閣のためでもなく、その次の総選挙の内閣のための今回の総選挙だと思っている。まず政治がきれいになってもらわないとならない。

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