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危機の中の古希

 70回目の誕生日を通過した。いまは70でも何ら珍しくもないし、わざわざ69や71と区別して祝うほどのものでもない。
 こどもの頃の誕生日は必ず赤飯だった。赤飯がでると誕生日だと実感したものだ。他はいつもと一緒。今回もその習慣を継続した。妻や子供たちからは、普段なら選択外の高級ウイスキーをいただいた。
 先日西田敏行氏がなくなった。76歳だった。あと6年か。70代の方の死亡報道を聞くと、最近非常に身近に感じてしまう。
 選挙まであと3日。老年になって危機が増すばかりだ。ウクライナも中東もだが、台湾有事も逼迫している。
 オバマ大統領の時、ロシアのクリミア侵攻を見過ごした。バイデン大統領の時、ロシアのウクライナ侵攻に派兵しないと明言しロシアの侵略を看過した。オバマ大統領はイスラエルに厳しく対応して、パレスチナ侵攻を自制させたがバイデン大統領はそれができなかった。結果今の状況になっている。
 習近平は経済政策音痴で失敗し権力者の立場が危なくなっている。権力者がその地位をいつまでも保とうとするなら、権力闘争をさせないような国家危機にするしかない。北朝鮮、ロシア、ネタニアフのイスラエルのように。対南側道路を爆破して危機を煽ろうとする北朝鮮と韓国の間で、この時期もし何らかの衝突があったとすると、危険極まりない。アメリカは何もできないだろう。ウクライナ、中東、国内は選挙だ。習近平は台湾進攻のチャンスばかり狙っている。
 日本はどうする。見過ごすだけしかできません。危機に対応できる法律もありません。
 トランプ氏は好みではない。彼は、外交はデイベートだという。120喋って100聞いてもらい、80納得してもらえばいい。日本人は70喋って100理解していただきたい。そんな外交やって世界でやっていけるのか。大分県選出の現外務大臣が防衛大臣の時、自衛隊機が韓国海軍機からレーダー照射を受けた時も、遺憾の表明で終わっている。穏便に。ロシアや中国はなぜ頻繁に日本の領海を侵犯するのか。穏便な外交では国家は危機だ。
 幸いにも、あと3日で戦後最短内閣が終り、外務大臣も交代となる。ただ、混乱の始まりであって、厳しい数年が予想される。
 ガラガラポンとなるか、妥協、妥協となるか。来年参議院選挙が衆参同時選挙になるかもしれない。選挙なんであれ、アメリカ大統領選挙までの間、できれば大統領交代までの間、南北朝鮮間で何事も起きないように祈るだけだ。

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