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【おすすめの詩的なエッセイをご紹介】日々変化していくあなたへ

こんばんは!自由丁スタッフの髙野です。
先日、とあるアーティストさんのライブに行ったのですが、本人が楽しんでいるライブはやっぱり観ていて楽しいし、
好きなことで無邪気にはしゃげる大人はやっぱり素敵だなぁと思いました。
何より、お気に入りの曲を生で聴けて嬉しかったです^^
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、今回も「自由丁今朝の落書き」より選んだおすすめの一篇をご紹介していきます!
どうぞ最後まで読んでみてくださいね♪

おすすめの一篇『水面の僕ら』

気付いたこと
忘れていくこと

その繰り返し
残ること

生きていくこと
過ぎていくこと
出会うこと

その繰り返し
捨てること

伸びていった前髪
切られるみたいに消えた思い出

その繰り返し
果てしなく永久に
積もりゆく僕らの思い出

その上に立ち
思う今

伸びていく前髪と共にまた
過ごす今

繋がっているかのような全て
繋がっていたいから
繋げているだけの多くのこと

知った顔で風が落とした緑の葉
揺らした前髪
透き通っていった視界

さあ今
気付いたこと
忘れていくこと
すべてが流れる刹那のことを
私という

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。水面のような僕ら。

2023年5月4日の「自由丁今朝の落書き」より

自由丁スタッフからのコメント

水面って、一見変わっていないように見えて、
実はゆっくり流れていたり、増えていたり、減っていたり、常に変化してる。
そんなものなのかなぁと、想像しました。

私たちもきっとそうで、
今この瞬間に気付いたことを、次の瞬間には忘れてしまったり、
こうだって思ってたことが、1時間後には全然違うかもって思ったり、
今日がすごく楽しくても、明日には悲しくなってしまったりも、する。しますよね。

そんな風に、この先どうなるか分からないっていう不確かさで、
不安を感じることもあるけど、
それでも、忘れてしまうことも、変わっていくことも、
別に悪いことではないんだって、ちゃんと分かっていたいなぁと思いました。

常にこれからが不確かだからこそ、
続いてほしいものがあったり、繋がっていたい人がいたりするわけで。

そういう幾つかを大事に思う今を積み重ねて、
少しずつ先に繋げていくことは、自分次第でできるのかもしれないなぁって、そんなことも思ったり。
振り返ってみて気付いたら繋がっていたなんて思うあれこれも、
実は自分で繋いできたのかもしれないし、ね。

皆さんはどんなことを思いましたか?
良かったらお気軽に感想を教えてくださいね♪

自由丁今朝の落書きについて

自由丁今朝の落書きは、自由丁オーナーであり、詩人・エッセイストの小山将平が毎日書く言葉たちです。
ご紹介する作品は、あなたの気持ちにそっと寄り添ってくれるような詩だったり、思わず一緒に唸ってしまうような日頃の考え事を綴ったエッセイだったり。
内容は様々ですが、何気ない日々の他愛ない時間を愛でるような、ほっと一息つけるような文章が多いです。
数分でお読み頂けるものなので、ちょっとした休憩時間に、待ち合わせの合間に、眠りにつく前に、ぜひ。
▼これまでの作品や最新作はこちらからお読み頂けます!

最後に

こちらの記事では、一週間のうちに書かれた「自由丁今朝の落書き」の中から、自由丁スタッフがおすすめの一篇を選び、コメントと共にご紹介しています。
一緒にあれこれ考えてみたり、ただぼーっと読んでみたり、お気に入りの一篇を探したりして頂けたら嬉しいです!
「こんなことを思った」「この言葉に共感した」などの感想をシェアして頂けたらさらに大喜びです。ぜひフォローもよろしくお願いします^^