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【おすすめの詩的なエッセイをご紹介】難しく考えすぎてしまうあなたへ

こんばんは!自由丁スタッフの髙野です。
先日、そういえば今年はまだゲリラ豪雨に遭ってないね〜って話を友人としていたのですが、今日はザッと雨が降って数分後には晴れ間が見えるという時間が何度もあって、夏は青々とした空だけじゃないってことを思い出しました。ちゃんと折り畳み傘を常備せねばですね!
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、今回も「自由丁今朝の落書き」より選んだおすすめの一篇をご紹介していきます!


おすすめの一篇『ただそこに詩』

海へいこうかな

音楽をきこうかな

散歩でもしようかな

青空がきれいだな

夏だからかな

入道雲がきれいだな

君はげんきかな

あなたはどうしているだろうな

こころに刺さってしまうような

短くてあっという間にとどくような

鋭くてすぱっと何でもきれるような

言葉は僕にはできないな

つくれないな

だからかな

上手くいえないな

上手くいかないな

こまったな

くるしいな

かなしいな

うれしいな

たのしいな

感じたすべてがすべてのまんま

身体の中をめぐるような

言葉になるつもりもないような

そのまんまのとき

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。誰しもの、ただそこにあるような、ただそれでいいような、綺麗さを書きたいと思いまして。

2023年8月4日の「自由丁今朝の落書き」より

自由丁スタッフからのコメント

何かを言葉にするとしたら、綺麗な文章で書かなきゃ、分かりやすく伝えなきゃとか、逆にちょっと難しい言葉を使ってみようとか、そんなことを考えてしまうことって多い気がするんですよね。
そんな風に考えるまでもなく、ただただ感じたことを口にしたり、見たものをそのまま言葉にしたり、あぁとかうぅとか、もはや言葉にすらなっていないことを口走ってみたりするのも、とても自然なことなのに、歳を重ねるほどにそういうことが減ってきている気がするなぁと、読んでいて思ったのですが、皆さんはいかがでしょうか?

誰に伝えるわけでもなく、かといって自分で覚えているわけでもなく、ただそこで生まれて次の瞬間には消えてしまうくらいの言葉。誰に何に影響を与えるでもなく、ただそこにあるだけの言葉。あえて掬い上げることが少なくて忘れてしまいがちな、何もしない、何も加えないということに宿る綺麗さ。
今回の一篇は、そういうものが感じられて良いなぁと思いました。あぁまた難しく考えすぎちゃってるな私って思うことがまああるので、そんな時に読ませてあげたい様な空気感でしたね^^

皆さんはどんなことを感じたのでしょうか。読んでみて思ったこと、感じたことそのままに、良ければぜひ教えてくださいね!

自由丁今朝の落書きについて

自由丁今朝の落書きは、自由丁オーナーであり、詩人・エッセイストの小山将平が毎日書く言葉たちです。
ご紹介する作品は、あなたの気持ちにそっと寄り添ってくれるような詩だったり、思わず一緒に唸ってしまうような日頃の考え事を綴ったエッセイだったり。
内容は様々ですが、何気ない日々の他愛ない時間を愛でるような、ほっと一息つけるような文章が多いです。
数分でお読み頂けるものなので、ちょっとした休憩時間に、待ち合わせの合間に、眠りにつく前に、ぜひ。
▼これまでの作品や最新作はこちらからお読み頂けます!

最後に

こちらの記事では、一週間のうちに書かれた「自由丁今朝の落書き」の中から、自由丁スタッフがおすすめの一篇を選び、コメントと共にご紹介しています。
一緒にあれこれ考えてみたり、ただぼーっと読んでみたり、お気に入りの一篇を探したりして頂けたら嬉しいです!
「こんなことを思った」「この言葉に共感した」などの感想をシェアして頂けたらさらに大喜びです。ぜひフォローもよろしくお願いします^^