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キングカズの「晩節」

さる1月11日、「キングカズ」三浦知良選手が今年もアトレチコ鈴鹿でプレイすることが発表された。

三浦知良選手 アトレチコ鈴鹿クラブ(JFL)へ期限付き移籍期間延長のお知らせ(横浜FC:2025年1月11日付)

三浦知良選手 期限付き移籍期間延長のお知らせ
(アトレチコ鈴鹿:2025年1月11日付)

お~相変わらずやってるなぁ、「1」並びの日にリリース発表。
もちろん不動の背番号「11」にちなんだもので、横浜FCでプレイしていたころも事情の許す限り続けていた新春の恒例行事だ(※1)。

ワタシはこのニュースを割とフラットに受け止めている。
というか、カズ選手の横浜FC所属が今年で20年目だ。ある意味「あけましておめでとうございます」という挨拶みたいなものになっているのだろう。

ふと思い出したときに、鈴鹿の動画でプレイぶりも見ている。
そこはアマチュア最高峰のリーグ・JFL、残念ながらスピードやキレといったフィジカルの面で衰えを隠せない場面は確かにある。
とはいえ、フリーでボールに触れる一瞬があれば、ワンタッチで高い精度のパスを繰り出してチャンスを作るなど、経験が活かしたプレイも見られる。

シーズンを通して見ているわけじゃないから、トータルで戦力になっているか否かは、鈴鹿のファン・サポーターの判断に委ねるしかない。

それがどうであれ、「晩節を汚すな」みたいなことは、ワタシには言えない。

「サッカー人生で築いた沢山の栄光を最後の最後で台無しにするな」といったって、そのサッカー人生も栄誉もカズ選手のもの。それをカズ自身がどう扱おうが、彼の勝手ではないか。そもそも他人が口を出すことじゃない。

まぁ、還暦に手が届きそうなところまで来たのだから、そこまで続ける姿は見てみたい。それが野次馬根性であるという指摘は甘んじて受けよう。

注釈

※1:年によってはシーズン中の11月11日に発表されることもあった。

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