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文字数の嘘。

FacebookやTwitterでは、「反応されやすい文字数」というものがあるらしいです。けど、その文字数で書けば何を書いても反応が取れるのか?と問われれば、そんなことはないです。

反応率の高い文字数とは、「反応率の高い投稿を調査したところ、その文字数が最も多かった」という平均値の成果報告なだけ。文字数と反応率に直接的な因果関係はありません。


肝心なのは、「誰が」「何について」書いたのか。

結論だけ先に言ってしまうと、反響を呼ぶ投稿とは、「体験の公表」です。

これはあくまで例え話しなのですが…「40数年お金に全く縁のない人生を送ってきた男が、お金が舞い込んでくる人生に変わっていったサクセスストーリー」。こんな物語なら、たぶん読みたいですよね。反対に、「ビフォー貧乏、アフター貧乏」の投稿では、単なる愚痴こぼしにしか見えないと思います。

読み手は、「変わりたい」と心から望んでいるわけなので、ビフォーとアフターは反転していることが前提になります。その反転こそが実体験による公表。「誰が」「何について」をたった一文にまとめるならば、「体験シェア」となるわけです。王道マンガの主人公のごとく、少しずつ変わっていくストーリーは読んでいてドキドキとワクワクの連続です。だからこそ「選ばれる投稿」になるのだと僕は思います。

反応率にばかり気を取られて中身のない駄文を垂れ流すくらいなら、うん○こしながらゲームやってるほうが100万倍マシ。うん○こしながらゲームやってれば、お腹スッキリしながら手軽に達成感を味わえて一口で二度お得ですから。


けれども情報発信者が「やるべき仕事」は反応率

訴えたい何かがあるのなら、反応率にこだわりを持つことも必要になります。けど、自分の利益ばかり追い求めていると不満ばかりが募ります。「なんで誰もコメントつけてくれないんだよ!」とか、「いいねくらいポチってくれてもいいじゃんか!」とか、過剰な期待感に囚われるわけです。

読み手さんは頼まれてもないのにコメントを書き、いいねボタン等で書き手に想いやエールを届けてくれています。あくまで自主的に行動しているのであって、彼らはコメントやボタンを押すためにSNSをやってるわけじゃありません。あなたが好きだから、わざわざ貴重な命の時間を削ってコメントを書き、いいねボタンを押し、応援してくれています。

ただし、コメントや「いいね」等は催促しちゃダメ!ってわけではないです。ファンの方にコメントや「いいね」をお願いすることは何ら恥ずかしいことではありません。ではなぜ、ファンの方に応援をお願いする必要があるのか…?ここから具体的に解説していきます。

応援の催促は「誰がの役に立つ」が目的

簡単に、かつ平べったくいえば、SNS は人気ランキングです。TwitterやFacebookの中の人(管理運営者)にしてみれば、良いクリエイター(書き手)に良い投稿をしてほしいわけです。

彼ら中の人(管理運営者)は、「ウチの媒体には良い情報が揃ってますよ」とPRしたいわけです。心温まる投稿や、クスッと笑ってしまう投稿…一言でいえば「良い情報」が多ければ多いほど、ユーザーの定着率を高いまま維持することに繋がります。反対に、人を罵倒する内容や嘘八百ならべた誤情報やフェイクニュースばかりだとユーザーは離れていきます。心がザワザワするような不快な投稿なんて読みたくないですよね。

そしてこの「良い情報」を、より目立たせるための仕組みに「初動(しょどう)」と呼ばれるものがあります。「初動」とは、投稿してすぐに大量のコメントや「いいね」がつくと優先的にタイムラインのトップへ掲載される仕組みのこと。トップに掲載される一番のメリットは「目立つこと」。

新聞も、真ん中よりも右上の端のほうが目立つし、よく読まれますよね。初動の原理は新聞と同じで「よく読まれる場所に掲載する」ことです。SNSと新聞の大きな違いは、SNSは目立てば目立つほど、ファン以外の方にも投稿が届きやすくなり共感者が雪だるま式に増えていくところにあります。

共感の総量が増えるということは、困ってる人に悩みの解決方法を届けられるチャンスが増えるということ。より豊かな人生を送れる人が、投稿をきっかけに増えるわけです。僕らクリエイターは、豊かに生きられる人を増やすために情報発信をしているわけですから、ファンの方にコメントや「いいね」をお願いすることは、今苦しんでいる誰がの役に立つことに繋がります。


「良い投稿」はこうして決まる

ただし、「コレは良い投稿だ」という判断は人の目で検品しているわけではないです。1日に何百万・何千万もの投稿がされているので、人の目で検品していたら追いつきません。そのために、クローラーと呼ばれるマシーンの力で効率化を測っているわけです。このクローラーはコメント数や「いいね」数を良い投稿かどうか?の判断材料のひとつにしています。

つまり、ファンの方にコメントや「いいね」をお願いするということは、「一緒に美しく綺麗な世界を作っていきましょうね!」という仲間へのお願いなんです。「より多くの反応を得たい」と思う気持ちの裏側には、僕ら情報発信者・クリエイターの思想が含まれているわけです。

なので、「反応の取れる文字数」と言う概念が注目されるようになりました。ただ残念なことに、今は反応を得ることばかりに囚われる人が多く、コメントや「いいね」を承認欲求の埋め合わせに使う人が増えているのも現実です。

「より多くの反応を得る」。その目的を正しく理解してて、今苦しんでいる誰かのために情報を届けていきたいですね。

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