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「十年樹木百年樹人」から

先日は、それぞれ馬さんや自由学園の書籍を読み、ポイントを紹介し合いました。
華都飯店に行くにあたり、私は馬さんの「十年樹木 百年樹人」を読みました。この本には、馬さんの幼少期から、華都飯店を開業するまでが書かれています。
私は特に馬さんのお父様が、幼い馬さんにかけた言葉が心に残りました。どれも素敵なものばかりですが、特に、いいなと思ったものを紹介します。
「今日一針明日十針」
(ジンリーイーヂエンミンリーシージエン)
今日やる事は今日済ませないと明日に10倍時間がかかる。
「有愛就有福」
(ヨウアイジユウヨウフー)
愛があれば福がある。

「十年樹木百年樹人」
(シーニエンシュームーパイニエンシューレン)
十年かけて木を育て、百年かけて人材を育てる。

これらの言葉で、馬さんは人生の要所要所を支えられ、導かれてきた、といっています。
戦火の中で、どう子どもたちにしっかりとした教育をするのか悩んだ時も、日本でお店を開くと決意した時も、お父様が教えてくれた言葉に励まされたそうです。
本書の最後には、「私には信念があり、家族への愛がありました。それさえあれば、どんなことでも乗り越えられ、笑顔でいられるのだと確信しています。」とあります。
すべてに愛をもって接する。
食で、日中の架け橋になってきた馬さんが、私たちに教えてくれたことです。


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