みなすと推定(物権)
物権>みなす
土地上の樹木など
土地に生育する樹木や天然果実などの土地上に生育する物は、その土地の一部を構成するものとみなされる。
相続放棄による物権変動
相続の放棄をした者は、その相続に関しては、初めから相続人とならなかったものとみなされる。 (939条)
占有権
本件の訴え
善意の占有者であっても、本権の訴えにおいて敗訴したときは、「その訴え提起の時」から悪意の占有者とみなされる。(189条2項)占有回収の訴え
「占有回収の訴え」を提起したとき(勝訴したとき)は、その間の占有を失わなかったもの(占有が継 続していたもの)とみなされる。(203条ただし書)
法定地上権成立の要件
土地及びその土地上に存する建物が同一の所有者に属する場合において、その土地又は建物につき抵当権が設 定され、その実行により所有者を異にするに至ったときは、その建物について、地上権が設定されたものとみなされる(388条)。
抵当権消滅請求
抵当不動産を買い受けた者(第三取得者)は、その取得代価を抵当権者に弁済等することその他、 一定の事項を抵当権者に書面で通知して抵当権の消滅を請求することができ、これに対して抵当権者が通知を受 けた後2ヵ月以内に抵当権を実行して競売の申し立てをしないときは、抵当権者は、抵当権消滅請求を承諾したものとみなされる。(379条、383条、384条)
物権>推定する
境界に関する相隣関係
境界線上に設けた境界標、囲障、障壁、溝及び堀は、相隣者の共有に属するものと推定されます。(229条)
共有の持分
有者の持分が明らかでない場合には、各共有者の持分は相等しいもの(平等)と推定される。(250 条)