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【インタビュー】フッドリッチトーキョーRAKO「安藤組“餓狼の血”を継ぐ男」の半生(後編)

 幼少期より暴力で名を売ったひとりの男。現在はラッパーとして活動するその男には、あの伝説の愚連隊との“血の系譜”があった。

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RAKO(ラコ)
1989年(平成元年)、渋谷区生まれ。10代はじめより暴力や犯罪行為に手を染め、10代後半に「渋谷連合」結成。その後数度の服役。懲役を終えた現在はラッパー
「HOODRICH TOKYO」として活動


死んだ仲間や会えない仲間のためにも

 RAKOが逮捕されたのは18歳の時、罪状は監禁致傷だった。自分でも少年院送致はしかたがないと思っていた。だが取調べで刑事が口にした言葉に、反発心が湧き上がった。

「こいつは家系がロクなもんじゃないから」

 怒りと同時に、古傷に触れたような疼きもあった。幼い頃から普通の家庭ではないことは充分わかっていたが、母方の血を知ったのはその後だった。

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