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【ルポ】犯罪者ビフォーアフター【第14回】
人はどこまで更生できるのか? 元懲役囚の出所後の人生をみた
獄中はイジメ天国
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ピンクが多い
現在は「無期懲役囚」も収容しているA指標(初犯受刑者)の長野刑務所。収容者のなかには懸賞金1千万円をかけられたリンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件(07年)の犯人、市橋達也が「無期懲役囚」として現在、服役している。
「あそこはピンク(性犯罪者)受刑者がわりと多かった。自分、刑務作業は最初、炊場(受刑者たちの食事を作る作業)だったんだけど、ピンクの奴と揉めてすぐ洋裁工場に移されたんだよね(笑)」
こう語るのは、2年前に恐喝と大麻所持で同所に服役し、今年4月に出所したSさん(36歳)。炊場の仕事は「早出、残業も多く就業時間が長い」ので、仮釈放が多くもらえる可能性が高いと言われる職種だが、Sさんはその特権をふいにしてしまった。
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