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【裏歴史スクープ】江戸時代に“もう一人の阿部定”がいた!!─三河屋の女房お里
あの有名な「阿部定事件」以前、江戸時代にもこの事件を彷彿とさせるような、
何とも痛ましい事件が起きていた。今回は、いまから160年前に起きたもう一つの「阿部定事件」に迫ってみた──
長屋を賑わせた「男根ちょん切り事件」とは──
火がついた女の嫉妬心
男のイチモツちょん切り事件と言えばすぐさま阿部定が頭に浮かぶ。彼女は多数の男と関係を持つ稀代の娼婦。22歳のときにかかった医者に、「あたしゃ毎日男とやってないと気が変になっちまうよ」と訴え、ほとんどセックス依存症だった。その彼女は昭和11年5月、荒川区尾久の待合所で愛人の石田吉蔵とエッチを繰り返したあげく吉蔵のイチモツをちょん切ってしまい、それを肌身離さず逃亡し3日後に逮捕されるというスキャンダラスな女性だった。
けれど男根切断は阿部定事件だけじゃない。じつは江戸時代にもしばしば起きていたのだ。たとえば文化11年4月、駒込竹町に住む女房が夫のイチモツをかみそりでスパッ。そいつを懐に入れて家を出奔して行方をくらました。あるいは同じく亭主の浮気に嫉妬した女房がイチモツをちょん切るというものだ。
今回紹介する「イチモツちょん切り事件」は『藤岡屋日記』に記録されている。
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