獄中64年の無期懲役囚「日本一長く“ムショ”にいた男」(2/3)
ヒトはどこまで更正できるのか? 元懲役囚の出所後の人生をみた
“同囚殺し”で背負った二つの無期懲役
共謀して殺害
稲村季夫(当時25歳)が「殺人、窃盗、詐欺」等の罪で浦和地裁で無期懲役の判決を受けて千葉刑務所に服役したのは、1958年10月22日。配役されたのは第三工場のマットレス内張工であった。しかし入所後すぐ、稲村はある犯行を所内で起こした。
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