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あなたの知らないマスコミ用語解説……記者が狂ったように怖れる「特オチ」とは 【ルポライター安藤海南男 「さよならマスゴミ」#5】
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「隣のあいつがオレのことを嗤っている」。そんな妄想が頭の中を駆け巡る。
みぞおちに冷たいような生暖かいような妙な異物がみぞおちあたりに居座っている。額からは脂汗。口の中はカラカラだ。時間は何の解決にもならない。被害妄想の泥沼にずぶずぶとはまり込んでいく恐怖に身をさらすしかない。重度のポン中にとっての「切れ目」というのはこういうもんなんだろうか。私が、「メディア村」から外れた時に味わった感覚っていうのはこういうものだった。
「メディア村」とは何か。「それは記者クラブのことだ」という人間もいる。メディアの「暗黙のルール」と言ってもいいかもしれない。「記者」と名のつく職業を名乗る人間が集まった時にできる独特の空気。なんともいえない不気味で不快な磁場が支配する場所が世の中にはある。そこではまるで糸で操られているようにみんなが同じ動きをする。一糸乱れぬその動きは、北朝鮮のマスゲームを連想させる。
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