歌舞伎町で20人の"マフィア"に囲まれ……中国人シャブパーティーに招かれた夜【ライター根本直樹の裏社会漂流記】
これまで私は主に「社会の裏側」を取材し、記事にすることで糊口をしのいできた。その過程で見てきた、さまざまな「闇の景色」を点描してみたいと思う。
目が血走り、胸元を広げた女
15年ほど前の真夏の夜。新宿歌舞伎町、区役所通り沿いに今もあるカラオケボックスの一室が舞台だ。
個室内には煙が充満し、20人近い男女がひしめき合っていた。私が入室すると、みな一斉に鋭い目を向けてきて、嘲るように笑う者、怒ったように中国語で喚く者、私のことなどお構いなしにストローの刺さったペットボトルから煙を吸引し続ける者などさまざまだったが、私が「招かれざる客」であることは一目瞭然だった。
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