デザインの小話002_ホテルのイベント

これは2019年の後半に、急遽個展をすることになった私が、慌てて捻り出した企画『10点展』のWeb版である。東京から青森県十和田市に拠点を移してから、携わってきたお仕事の中から珠玉の10点を選んで、プロセス（解説文）とともに紹介しようと考えた。いわば7年間の集大成とも言えるかもしれない。

その10点を、1点ずつ、紹介していこうと思う。本日はその第2回目。作品は順不同。作った順番や年代の順もバラバラである。

第1回は↓こちら

早速、本題です。

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ホテルのイベント『フェアリーロード2014「巡るの森」森の妖精と祝う冬至祭』

Client  星野リゾート奥入瀬渓流ホテル
Mission  冬季休館前のアクティビティの少ない時期に宿泊者が退屈しないイベントをつくる
date  2014

青森に移住して間もない頃、無名の私たち「字と図」に、素敵な仕事が舞い込んできた。ご縁が繋がり、十和田市現代美術館（当時館長の藤浩志さん*1）が私たちをクライアントに提案してくれたのだった。こういう繋がりが、本当にありがたく沁みる。美術館は、ローカルの相談役で代理店的な立場になっていることが多いようである。

↑イベント用ポスター。青森、奥入瀬、妖精をキーにしたビジュアル