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アリアンロッド2E キャラクター作成のすすめ


1. 初めに

 筆者が所属しているTRPGサークルにも新しいメンバーが入ってきて、アリアンロッド2Eをやってみたい!という方が多くて嬉しく思っています。初めてアリアンロッド2Eに触れる方も多くいるみたいなので、この記事ではアリアンロッドのキャラクター作成について、簡単に解説していこうと思います。この記事では、キャラクター作成をメインクラス→サポートクラス→種族の順で決めていきますが、これはあくまで筆者がわかりやすいかなと思った順なので、これが正解というわけではありません。皆さんが自分のやりやすいと思えるキャラクター作成方法を見出すお手伝いが出来れば良いかなと考えております。当然、改訂版基本ルールブック①は所持しているものとして話を進めていきますので、よろしくお願いします。


2. アリアンロッド2Eのキャラクター

 アリアンロッド2Eに限った話ではないですが、多くのファンタジー系の作品では探索や戦闘における役割分担がかなり顕著な印象があります。アリアンロッド2Eでは、前衛後衛、攻撃、防御、回復や支援、魔術に探索と冒険するための役割が簡単に挙げるだけでも多くあります。もちろん、ここで挙げたものはほんの一例ですし、サポートクラスと組み合わせることでキャラクターの可能性は一気に広がります。そして、この役割を大きな枠組みで決めるのがメインクラスなのです。そのため、それぞれのメインクラスがどんな事を得意としているのか知る事は、キャラクター作成の指針を決めるのにとても役に立つでしょう。次の項目では、各メインクラスが得意な事を簡単に紹介します。


3. メインクラスの役割

 ひとつ前の項目でも述べた様に、メインクラスはキャラクターを作成し、イメージを固める上で重要な要素です。では、メインクラスをウォーリアから順に紹介していきます。もうわかってるぜ!という中級者の方向けに、各項目の後ろに詳しい説明を載せた別のページのリンクを貼っておきます。

3-1. ウォーリア

 武器の扱いに長けた戦士です。サポートクラスにあった武器を選べば、順当に強いキャラを作る事ができます。

  • 得意1)武器を用いた攻撃
     このクラスは武器の命中力やダメージを伸ばすスキルがかなり豊富です。命中なら《アームズマスタリー:~》《ウェポンルーラー》、ダメージなら《バッシュ》《スマッシュ》《バーサーク》等

  • 得意2)高い耐久力
     《アイアンクラッド》《オートガード》《ディフェンダー》等防御を高めるスキルが多く揃っています。そもそもこのクラスはHPが伸びやすく防具の選択肢も他に比べて圧倒的に多いので、強く意識せずとも、それなりの耐久力を確保する事ができます。《カバーリング》でそれを活かしやすいのも良いところです。

  • 苦手1)魔術等の武器を使わない戦い方
     ウォーリアのスキルのほぼすべてが武器攻撃に関するスキルか防御に関するスキルなので、それ以外の戦い方をするなら、このクラスの強みはほとんどなくなってしまう事が多いです。また、MPが少なくMPを大量に消費する様な戦い方も得意ではありません。

  • 苦手2)リサーチシーンの情報収集
     強い武具を装備するための【筋力】、武器攻撃を命中させるための【器用】がほぼ必須で、リサーチシーンでよく使用される【知力】や【感知】を伸ばす余裕があまりないです。ただ、これは一般スキル等の取り方次第で何とでもなる事が多いです。

  • 相性のいいサポートクラス
    前衛:シーフ、アルケミスト、サムライ、ダンサー、バーサーカー、モンク
    中衛:ガンスリンガー
    後衛:アルケミスト、レンジャー
    ★中級者さん向け→AR2E ウォーリア作成編

3-2. アコライト

 回復、補助、ダメージ軽減等の支援行動やアンデッド等の特定の種族に特攻を持っていたりする神官です。必須のスキルをとってしまえば、一定の活躍が担保されるため、自由度は意外に高いです。

  • 得意1)回復&軽減
     《プロテクション》はアリアンロッドにおいてほぼ必須スキルで、アコライトの大きな役割の一つです。これに類するスキルを持っているかどうかで戦闘の難易度は雲泥の差となります。また、アコライトに用意された《ヒール》等の回復スキルは《クイックヒール》等の派生スキルもあり、トップクラスに強力です。

  • 得意2)支援行動
     《ヘイスト》《インボーク》《ホーリーウェポン》《ホーリーアーマー》等、アコライトには味方を強化する強力なスキルが非常に多く揃っています。それらの中からパーティに足りていないものを補填したり、強いところをさらに伸ばす事でパーティの安定感、爆発力が一気に高まります。

  • 苦手1)大ダメージ
     アコライトは《プロテクション》《ヒール》とパーティ内で引き受ける役割が元から多いため、アタッカーを作成しても攻撃関連のスキルを十分取る余裕があまり無い他、回復を優先したりとどうしてもサブアタッカーに留まってしまう事が多いです。(特定のサポートクラスを取得した場合を除く)

  • 相性のいいサポートクラス
    前衛:モンク
    後衛:メイジ、イリュージョニスト、サモナー、セージ、バード
    ★中級者さん向け→AR2E アコライト作成編

3-3. メイジ

 魔術全般の扱いに長けた魔法使いです。魔法ダメージUPの手段が単純かつ効率的なので、魔術による支援やエネミー識別との両立が簡単に行えます。

  • 得意1)範囲殲滅火力
     4種の攻撃魔術は《マジシャンズマイト》等で簡単にダメージを確保でき、《マジックブラスト》で無理なく範囲攻撃化できます。さらに、このゲームは魔法ダメージの通りが良い傾向にあるので、武器で攻撃するより実質ダメージが高い事が多いです。

  • 得意2)補助、妨害魔術
     《マジックブラスト》によって《エンチャントウェポン》《フィジカルエンチャント》《フライト》等の補助魔術の一斉適用が可能です。また、他クラスから取得した妨害魔術のスキル等も《コンセントレイション》により効果的に使用する事が出来ます。

  • 苦手1)耐久
     MPが高い一方、HPがかなり低い上、防具にもかなり制限を受けるため、耐久力に難があります。そのため、前衛に飛び出るような事は相当工夫しなければ間違っても出来ません。

  • 苦手2)魔術以外を使用した戦い方
     ウォーリアが武器を得意とする様に、メイジは魔術を得意としています。そのため、魔術に関係のない武器攻撃等を中心とした戦い方は、このクラスの強さを半減させてしまうかもしれません。

  • 相性のいいサポートクラス
    前衛:-
    後衛:アコライト、イリュージョニスト、サモナー、セージ、ダンサー、ニンジャ
    ★中級者さん向け→AR2E メイジ作成編

3-4. シーフ

 探索能力があり、回避力と機動力を備えた盗賊です。自由度はある程度あり、器用に立ち回れますが、サポートクラスにかなり依存するので、何も考えずに作ると活躍し難いのが注意点です。

  • 得意1)高い回避と行動値
     シーフには《ドッジムーブ》や《バタフライダンス》等、大幅に回避力を上げるスキルが存在し、他クラスに比べて圧倒的に回避しやすいです。また、必要能力値の関係で【行動値】が高くなりやすく、敵に先制しやすいものポイントです。

  • 得意2)ダンジョンシーンでの強さ
     シーフは武器の命中判定に使用する【器用】、回避するために必要な【敏捷】を伸ばし、残りはトラップ探知や危険感知に使用する【感知】に割り振られる事が多いです。また、トラップを解除しやすいシーフ限定のアイテムがあったりと、ダンジョンではとことん活躍する事が出来ます。

  • 苦手1)武器の選択肢と大ダメージ
     シーフのスキルは短剣と鞭を強化するものが多く、短剣、鞭以外の近接武器を持つと、どうしてもウォーリアに劣ってしまいます。また、効率よく単純に火力を伸ばす手段がそこまで多くなく、ダメージが控えめになってしまう事が多いです。もちろん、サポートクラス次第ではこれを補う事も出来ます。

  • 苦手2)総合耐久力
     シーフはアコライトやメイジに比べ、HPは高いです。しかし、回避力を下げない、もしくは上げる様なシーフの装備は軒並み防御力がそれほど高くありません。そのため、後衛のそれらより狙われる機会が多く、ウォーリアと比べた時に、被弾時の撃たれ弱さが少し気になるかもしれません。

  • 相性のいいサポートクラス
    前衛:ダンサー
    中衛:ガンスリンガー
    後衛:アルケミスト、サモナー、レンジャー
    ★中級者さん向け→AR2E シーフ作成編


4. サポートクラスを選ぶ

 ​ メインクラスを決めたら次にサポートクラスを決めてみましょう。具体的なイメージがないのなら、上の項目の☆相性のいいサポートクラスから選んでみてもいいかもしれません。では、各サポートクラスの特徴をかなり簡潔に書き出してみます。

  • アルケミスト
     錬金銃や、錬金術で作成した武器を主体に戦います。武器を扱うクラスなら不自由なく戦えます。ポーションの扱いにも長けており、支援役がそれを戦闘スタイルの主軸とするのも出来ない事はないでしょう。

  • イリュージョニスト
     幻術(魔術)を使った妨害が得意なクラスです。敵によっては完封できる可能性がある一方、幻術は射程が短く、あるスキルを取得しないと特定の分類のエネミーに全く何も出来なくなる可能性があるので注意です。

  • ガンスリンガー
     魔導銃を使うクラスです。射程はあまりないですが、近距離でも戦える射撃職で、いち早く行動するスキルや攻撃を打ち落とすスキルも存在します。どうしても敵との距離が近くなってしまうので、キャラクターによっては注意しなければならないかもしれません。

  • サムライ
     刀を使うその名の通り侍です。斬撃を飛ばしたり、敵に対して切り返したりと多様な戦闘スタイルを選択できます。武器を取得するのにスキルが必要であるため、装備代は安くなりますが、その分スキル枠が若干減ります。

  • サモナー
     召喚術師。初めから範囲化された攻撃、回復、軽減魔法を使用する事が出来ますが、MPコストが重いため長期間の戦闘は少し不向きです。他にも、使い魔に攻撃を任せるスキルも存在しています。

  • セージ
     知識を多く持つ賢者。セットアップのタイミングでエネミー識別を行える唯一のクラスです。魔法の効果を高める事が可能で、タイミングを見極めれば戦況に大きくかかわる支援行動が行えます。

  • ダンサー
     舞で自己強化を行う踊り子。判定妨害等にある程度の耐性があり、踊りのバフも強力です。自身に効果があるものが基本なので、支援よりも自分で攻撃を行うキャラクターに向いています。

  • ニンジャ
     忍術を駆使する忍者。名前的にシーフと相性がよさそうですが、魔術を強化するスキルが多く、実は一番相性のいいメインクラスはメイジだったりします。クリティカル時にダメージ増加があったり、攻撃魔術にバッドステータスを追加で与えるスキルが存在します。

  • バーサーカー
     回避をすべて捨て、攻撃力を極めた狂戦士。[狂戦士化]状態ではリアクションがすべて自動的に失敗するのも、防御力が高いウォーリアならある程度緩和する事が出来ます。ただし、妨害魔法などに対しても抵抗できなくなるのは玉に瑕です。

  • バード
     呪歌を歌う吟遊詩人。呪歌による妨害、補助が可能で、味方を再度行動可能にしたりも出来ます。コンセプトによっては、呪歌が効果を及ぼす範囲を適切にコントロールするスキルがいくつか必要になります。

  • モンク
     拳で戦う格闘家です。拳で敵を吹き飛ばしたりする他、気をコントロールして、攻撃力や免疫力を高めたり、遠くの敵を攻撃する事が出来ます。両手が埋まる上に、《ウェポンガード》等も使えないため、スキルを取らないと、どうしても他より防御力が低くなってしまいます。

  • レンジャー
     弓を中心とした射撃攻撃を得意とするクラスです。矢の雨を降らしたり、隠密からの急所狙いを行ったりと攻撃性能は優秀です。しかし、至近に敵がいる場合、その効力が最大に発揮できない事があります。

 サポートクラスの簡単な説明は以上ですが、メインクラスをサポートクラスに設定する事も出来るため、それがどんな状況だと有効なのかなという事を少し挙げてみます。

  • ウォーリア
     サポートクラスとして選択する事はあまりないかもしれません。武器攻撃を行うアコライトや、ウォーリア以外でカバーを主体とする戦い方をしたいキャラクターなら一考の余地があります。

  • アコライト
     パーティに支援役が足りていない場合、最も簡単にそれを解決する方法はアコライトをサポートクラスに選択する事でしょう。メイジが支援を主にする戦い方をする場合は、かなり強い選択肢になります。

  • メイジ
     魔法を使うとなった場合に、当然視野に入ってくるクラスです。メイジ/アコライトが強い様に、アコライト/メイジも複数を同時に回復できたりと、強い行動を取れるようになります。

  • シーフ
     回避が視野に入った時点で、まず転職を考える事になるクラスです。他にも武器攻撃を行うキャラクターや命中力に悩むキャラクターが《ワイドアタック》や《ビースティング》を取りに来る事もあるでしょう。

 ここで、地方以外のサポートクラス候補の概要はすべて終わりました。どうでしょう?自分のやってみたいキャラクターはなんとなく定まったでしょうか?それが決まれば、次に種族を決めていきましょう。


5. 種族を選ぶ

 メインクラスとサポートクラスが決まっているなら、種族選びはかなりスムーズに出来ます。種族選びの基準は2つあって、どちらで選ぶかは皆さん次第です。一つは、選択したメインクラス/サポートクラスに向いている種族を選ぶ方法。もう一つは、単純にイメージにあった種族を選ぶ方法。アリアンロッド2Eはクラス補正や作成時の5点ボーナスがあるため、他のファンタジー系TRPGに比べ、種族間の向き不向きが若干緩和されます。なので、後者の選び方も出来ますが、必要な能力値が全然足りない!って事になりそうなら、クラスか種族のどちらかを変更する必要があるかもしれません。
 では、前者の方法で選ぶのを手助けするため、種族とそれぞれが向いている事をリストアップしていきましょう。

  • ヒューリン
     人間。向いていない事は基本なく、どんな役割にも対応する事が出来ます。

  • エルダナーン
     エルフ。魔法や知識に関する事にかなり向いています。しかし、武器を使ったり前衛に出たりする事は得意ではありません。

  • ネヴァーフ
     ドワーフ。器用で耐久のある種族。前衛向けで、魔法等はあまり得意ではありません。

  • フィルボル
     小柄な種族。罠や魔法に少し抵抗があったり、早く行動出来たりしますが、能力値が特殊なので必要能力値が少し低くなる傾向があります。

  • ヴァーナ
     獣人族。高い敏捷性と、機動力に優れています。知力と精神が極端に低いため、魔術関連はからっきしです。

  • ドゥアン
     大柄で剛腕な種族。前衛能力として必要なものをたくさん持っていますが、敏捷性はなく回避は苦手です。


6. コンセプトを明確にしよう

 メインクラス、サポートクラス、種族が決まったなら、いよいよ能力値を割り振って、取得するスキルの選択を行う事になります。スキルはアリアンロッド2Eの1番と言っても良い程大きな要素です。では、スキル選択をする時の筆者の考え方の簡単な指標を説明していこうと思います。
 ずばり、アリアンロッド2Eは器用貧乏なキャラクターが活躍しづらいゲームです。取得できるスキルの上限は決まっていますから、あれもしたいしこれもしたいとなると、どうしてもどれも中途半端なキャラクターが出来る可能性が高くなってしまいます。そこで、先にキャラクターの大まかなコンセプトをなんとなく決めてしまいましょう。これは、メインクラスやサポートクラスを選択する際に、何に惹かれてそれを選んだかを思い出せばある程度固まると思います。詳しい事を決める必要はありません。耐久力の高いや攻撃力が高い等、大雑把なイメージを浮かべればいいです。そして、決まったらそれを実現するために必要なスキルを集めていけばいいのです。ここで注意して欲しいのは、コンセプト通りのスキルしか取得してはいけないというわけではない事です。あくまでこれは、キャラクターを作成、成長させていく上で、この分野では確実に活躍出来るだろうという軸を作っておくといったイメージです。


7. スキルを取得しよう

 さて、ここまで読んだ方はこう思うかもしれません。じゃあ、それらの塩梅ってどうすればいいんだ?その疑問を解決するために気を付けておいた方が得する事をいくつか挙げていきます。結論から言ってしまいますと、ある程度のセオリーはあってもやはり正解はないのです。以下の内容を参考にしつつ、自分なりのキャラクターを作ってみましょう。

  • メジャーアクションで「やる事が無い」は避ける
     キャラクターのメインプロセス、所謂手番での主たる行動はメジャーアクションでしょう。攻撃や回復はほとんどメジャーアクションで行われ、最も重要なアクションとも言えます。つまり、このアクションにやる事が無いのは非常に勿体ないのです。これは耐久特化や支援特化のキャラクターに起こりやすい現象です。支援特化と言えば、アコライトを想像するかもしれませんが、アコライトは《ヒール》を取得している事が多いため、常に減り続けるHPを維持するために暇になる事は意外と少ないです。どちらかと言えば、有効な支援をし終わった支援特化メイジや、攻撃手段がほとんどない耐久特化ウォーリアによく見る気がします。これを簡単に解消する方法としてオススメなのは、攻撃手段を確保しておく事です。ウォーリアとメイジが簡単にこれをやってのけるのは《ボルテクスアタック》《スラッシュブロウ》や《リゼントメント》《マジックフォージ》等の様に、少ないスキルの数で瞬時的に火力を出す手段を持っているからです。特に《ボルテクスアタック》や《リゼントメント》等の破格の性能を持ったスキルを全く使わないのは勿体ないので、攻撃手段を確保しておくのは非常に有効です。

  • タイミングの重複に注意しよう
     このゲームでは1つのタイミングで行える行動は基本的に1つです。そのため、あまりにも同じタイミングのスキルを取得しすぎても、実際に使えるスキルはその中のいくつかです。ウォーリア/モンクなら《アイアンクラッド》と《ウェポンガード》、《スマッシュ》と《バイタルフォース》を同時に取得している場合等がこれに当たります。ただし、これは似たような効果のものに限ります。例えば、シーフが《ワイドアタック》と《ビースティング》を同時に取得していた場合、複数の敵がいる時は前者、回避が高い敵には後者を使うといった使い分けができるからです。他にもシーン終了まで持続する《バーサーク》と上昇量の高い《スマッシュ》を同時に取得する等も有効な手段です。ただし、選択肢を必要とする支援型の魔法の種類等の例外を除いて、やはり同じタイミングのスキルを取りすぎると、その分腐ってしまうスキルが多くなり、活躍しづらくなってしまいます。

  • 妨害行動の一本特化
     このゲームのスキルには敵を妨害するものが多く存在します。うまくハマれば大活躍する事が出来ますが、全く効かない場合も存在します。強い[毒]を与えるキャラクターはそれに抵抗性を持った敵に手も足も出ないのです。他にも、【行動値】の低い敵に《スロー》はあまり効果が無いですし、防御力の低いキャラクターに《ディスマントル》はあまり有効ではありません。この様にシナリオや敵によってはまったく活躍出来なくなる事がそこそこあります。正直ある程度は仕方ない面はありますが、妨害を主軸にするキャラクターはその種類をいくつか持っていた方が無難です。例えば、[毒(10)]を与える攻撃は確かに強力ですが、敵の《抵抗性:毒》で全く機能しなくなってしまうため、[毒]の強度を上げるスキルを局所的に上昇させるのではなく、他のバッドステータスを与える手段を持っているとそのリスクを減らす事が出来ます。


8. 最後に

 この記事ではキャラクター作成について筆者がよく考える方法をざっくりと紹介してみました。何度も言いますが、ここまで長々と話した内容は、キャラクター作成方法の1つでしかありません。是非、共に遊ぶ方と相談しながら、楽しくキャラクター作成をして頂けると嬉しい限りです。アリアンロッド2Eを始める方の手助けになる事を祈りつつ、ここで筆を置こうと思います。ここまで駄文を読んでいただきありがとうございました。
2021/07/28

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