ますます広がる人手不足?
こんにちは。かどやです。
今日は日本の企業の問題点、『ますます広がる人手不足』ということをテーマに書きたいと思います。
まず、日本では今、『人手不足』が深刻になっているかと思います。
それはそうですよね。
何せ今、少子高齢化で働く人が少ないのに、日本の人口は減っていっているのですから、人手が足りる訳が無いんだと私は思います。
そしてさらにこれが地方となる余計にです。
インターネットが普及した今、若くて勢いのある人達は、そのまま地方でくすぶるよりも、都会に出たほうが『何倍』も人生を楽に暮らせることを知っています。
ですので、み~んな都会へ移住しちゃいます。
人手不足を、さらに追い討ちをかけるのが、今の企業の行き過ぎた『完璧主義』の姿です。
今の企業で生き残るためには、従業員は自分の意思や得意なことではなく、その仕事の『パッケージ』に当てはまることが出来ないといけません。
本来、人というのは能力がバラバラで、一人一人得意不得意という『個性』がありますが、この『個性』というものを『強み』にすることよりも、その仕事がそつなくこなせる能力が全て揃っているほうが優先度が高くなっているわけです。
その能力が足りないと、
『これは仕事なんで出来ないとダメです。』
と冷たく言われます。
この言葉は、私には視野が狭すぎて、『人を部品としかみていない証拠』に思いますが、
さらに問題なのは、『そのお目にかなう能力』というものが、年々高くなっていることです。
簡単にいうと、個人の『生産性』が最近益々高く見積もられていないかということです。
これは実は、私には思うところがあって、この原因が私は『株式会社』にあるように思っています。
『株式会社』というものは、その仕組み上『去年』の売上よりも『今年』の売上のほうが多くなっていなければなりません。
そして来年はさらに多く、さらに次の年はさらに多くと、常に『右肩上がり』になっていくことを前提に作られています。
ということは、企業の部品である『従業員』も、常に右肩上がりで、必要な能力が上がる必要があるんだと思います。
でも、人間は機械ではないので、個性を消して『必要な能力』だけを著しく伸ばし続けるなんてことは『できない』と思います。
というか、機械でも無理だと思います(笑)
でも、それを今の企業は、いち従業員に求めてきているように思います。
そして、従業員は『憤り』を感じたり、『自分を責めたり』して、仕事を辞め、さらに働く人が足りなくなるというのが『現状』ではないでしょうか?
ちなみに、良くある街の『マッサージ店』が『閉店』する理由で一番多いのが、『働く人』がいないことです。
今までは、『働く人』がいなくて潰れるなんてのは、『マッサージ店』くらいだったのですが、それが今や『普通の企業』まで広がってきました。
人類は、一体いつまで『株式会社』なんて無理のあるものを続けるのでしょうか。
今回は以上です。