見出し画像

自己紹介:3児の母がなぜ読書術のブログを始めたのか

フリーランスでマーケティングのお仕事をいただいている3児の母です。ここでは科学や研究と自分の経験に基づいた「本を実践で使える知識にする」読書術をご紹介していきます。

私はよく本を読み、それを仕事や私生活、思考などに活用します。

と言っても、自分で意識的にそうしていたわけではなく、ましてや自分が趣味の読書をうまく活用できていると実感していたわけでもありません。

ただ、同じ本を読んでいる人でも「結局活用できたことがなかった」という声を耳にしたり、
私が愛読している本の口コミ欄に「理屈はわかるけど一般人向きではない」とコメントされているのをたくさん目にすることがあり、

〔もしかしたら、読書をしてもその内容を活用できない人が多いのかも?…〕と考えるようになりました。

もしこのブログを読んだ方がより本を活用できるようになれば、私が自分自身の経験をだれかにシェアできたことになるのではないかと考え、ブログをスタートします。

でも、そもそも、なぜ誰かに自分の経験をシェアしたいかというと・・・

私は著者にシェアしてもらった人生の一部を、自身の経験として活かしてきたからです。


私が本を読み終わるといつも思うこと。それは
「著者の人生の一部をシェアしてもらった」ということです。

多くの本には、その人達が10年も20年も研究し続けてわかったことが書かれていて、私がその人の人生の一部を経験させてもらえることをとてもありがたいと感じます。

そして、読み方次第ではこの著者の経験を自分の知識として、私たちも実践で取り入れることができるのだと思います。

もともとは一文字0.01円のライターだった私がマーケターとして生計を立てられるようになったのも本のおかげです。

ここからはちょっとだけ私のお話。
私はもともと正社員で働きながら、育児に奮闘する母でした。
でも、夫の仕事の都合で引っ越しすることになり、職場が遠くなったことと3人目の妊娠も重なって、退職へ。

とはいえ、そのころはまだ年齢も若く、夫のお給料だけでは食べていけないし、あと、とにかくヒマでヒマで…それまでフルタイムで働き、ワンオペで上の子たち2人の育児もしていたこともあり、妊娠中で具合が悪い中ですら「え?!ひまっ!!」と一日に何度も思う始末。

当時、産後にパートでもしようかと考えていましたが、作戦変更。

そのころ話題となっていたクラウドワークスで何かできるお仕事はないかと片っ端から応募するも、取り柄もないためほぼ全滅。そんななか、ひとつだけ引っかかったのが、【初心者歓迎】一文字単価0.01円スタートのライティング代行会社の下請けお仕事でした。

  • まぁお小遣い稼ぎになればいいかという気持ちではじめましたが、文章を書くのってすごく大変!7時間くらいかけて何とか5000文字の記事を書いても、50円という報酬…

    ・検索上位に表示される記事の内容を丸パクリ
    ・※とにかくたくさんキーワードを入れる
    ・余計なことは書かない
    (※今は違いますが、当時はGoogleアルゴリズムの性能が良くなかったため、キーワードの量で表示順位が決まっていたといっても過言ではありません)

    というマニュアルの通りに書いていくと文章もお粗末になり、正直あまり楽しい仕事とは言えませんでした。

未来の私の収入を上げるきっかけ


そんな中、当時から読書が趣味だった私は、日課のBookOFF徘徊で次に読む本を物色していると、Webライティングの本が目に留まりました。今自分がやっているライティングの作業にどんな意図があるのかわかればもう少し楽しくなるかな。そんな気持ちで、100円になっていたその本を買って帰り、私のライティング業は本当の意味でスタートを迎えたのでした。

・SEOとはなにか?
・なんでワードをたくさん入れ込む必要があるのか?
・SEOで上位に表示されることでどんなメリットがあるのか?
など、自分にとって目からうろこな情報がたくさん書かれていました。

正直、当時報酬はクオリティーよりも本数でUPする形態だったので、本の内容自体はあまり収入には関係ありませんでした。

でも、この本の内容を把握すること自体が9年後の私の収入を爆上げすることになったのです。

代行業者をすっとばして、大元の依頼主から連絡がきました

本でわかったことは、
①記事をSEO上位表示させる方法
②SEO上位になった時のメリット
つまり、依頼主はSEO上位を獲得することで利益を得ることができるということです。

自分が当時書いていた内容は、ビタミンDの効能についてでした。
〔それならビタミンDの効能や大切さだけでなく、「ビタミンDを摂取するのは大変だからサプリメントで補うこともおすすめ」という内容を織り込めば、依頼主の購買につながるのではないか?〕と私は考えたのです。

マニュアルとは異なることを追記した記事をしれっといくつも納品すると、ライティング代行会社から連絡が来て、大元の依頼主が直接話したい言われたのです。

そして依頼主と恐る恐る打合せをすると、なんと記事ではなくHPに載せる製品ページのライティングを直接依頼されました。

ここで一文字0.01円から一気に、一文字0.1円の仕事をいただくようになりました。50円が500円に!

もうひとつわかった重要なこと

私は本を読んで、依頼主の意図を知ることができたことで、仕事のクオリティーを上げることにつながりました。

でも、そもそもなんで初めからクオリティーが高い仕事ができなかったのか。それは、私と依頼主の間にライティング代行会社がいたことで、本来の意図がぼやけてしまっていたためです。

①依頼主⇒SEO上位の記事から収益を得たいから代行会社を雇おう
②代行会社⇒たくさん記事を納品すればそれだけ売上が上がるから、品質よりもスピード勝負のマニュアルを作成しよう
③ライター⇒たくさん納品すれば単価も報酬額も増えるから、とにかく書こう

この本質にたどりつくことで、
〔クオリティーの高い仕事ができれば、代行業者を通さなくてもより高い報酬を得ながら仕事ができる〕
という思考を持つことができました。

実際にWebライティングの本にこれが書かれていたわけではありません。でも、こうした思考を持ち、実践で活用できたのは、私の『読み方』に特徴があったのかもしれません。

こうした経緯があり、ここで読書の方法をまとめていこうと思います。それを見つけることができれば、だれでも、3児の母だって、偉人達の人生の一部を分けてもらいながら、自分をもっと好きになれる生き方を選べるのだから。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!