パワポ・デザインの参考になる!提案資料まとめ3選【PART4】
本日は、プレゼン資料作成する際、デザインや構成の参考になる素晴らしい資料のご紹介です。
普通のまとめサイトやnoteで紹介されているIR資料まとめ記事とは一味違う、このnoteだからこそ紹介できる超実務的な提案書やパワーポイントを厳選して紹介していきます!
私も普段の仕事の資料作りで参考にしてますので、皆様も是非お役立てください。
それでは、はじめましょう。
※過去記事のPart1、2、3はこちら▼
1|楽天広告提案資料
他の方に教えたくないくらいサイト筆頭なのですが、まず楽天の広告提案資料を紹介します。
ここで公開されている資料は、クオリティもすばらしいのですが、何よりコンテンツの量があるので、たくさんのお手本となる参考スライドを見て学ぶことができます。
全体をみると、資料同士のつながりや全体像を抑えることができますね。例えば「楽天の広告ビジネスとは」で概要を伝えて、その後個別のプロダクト資料に入ってくるという具合に、どれくらいの資料サイズにまとめればよいか参考にもなります。
もちろん、各資料の中身も、無形サービスの紹介資料、初期提案書のフォームとしてお手本になるデザインです。
デザインとして無茶苦茶凝っているわけではないのですが、ノンデザイナーでもがんばれば作成できそうなデザインで、癖のない万人が使える、参考になる資料として素晴らしいです。
2|日本総研リサーチレポート
もう一つ「デザイン」というよりは総合的な「資料作成」の参考になるものとして、紹介したいのが日本総研のリサーチレポートです。
コンサルティング系の資料は外資系(マッキンゼー/アクセンチュア/BCG等)とシンクタンク系の二つがありますが、いずれも一般にはなかなか公開されていません、あってもすぐにリンク切れになってしまいます。
そんな中、日本総合研究所(三井住友系のシンクタンク)のHPでは、沢山のレポートが蓄積されており、非常に勉強になります。
たしかにデザインは多少古いのですが、参考にしたいポイントがいくつかありますので、ご紹介します。
まず、要旨(サマリー)を最初のタイトル直後に述べていますね。資料作成のコツですが報告書は結論を最初にすることがセオリーです。長い資料を忙しい会社員まして経営者は読んでいられません。結論を最初に書いてしまいましょう!
(※ちなみにお客様向けの提案書は逆です、結論はもったいつけるのです)
また、文章も参考になります。
ぱっと見て、文字数が多く見にくいと感じる方もいると思いますが、文章を一文一文、丁寧に記載し、語尾もきちんと「もある」「べきである」と記して主張を述べるというのは、仕事の能力/スキルとしてすごく大切です。
デザインに頼るだけでなく文章力が鍛えらる愚直な資料と感じます。
他にも1スライド1メッセージ、各ページの力強いタイトル見出しなど、素晴らしい点がいくつもあり、社内向けの大型報告書を作成する方は、是非、参考にしてみましょう!
(※内容自体はやはり難しいですが・・・)
3|freee社内研修資料
SNSでバズっていましたfreee社の社内研修資料です。なんと、社内研修の資料がspeakerdeck上で公開されています。
技術発表資料・社内研修資料 - freee Developers Hub
いやあ凄すぎでしょう・・・広告宣伝ではなく、社内研修として使えるクオリティの資料を全部公開しているって・・・
正直、言うことなしなのですが、私がすごいと感じる点を言語化すると、まず、タイトルから察するに各資料を一人の担当者が責任持って作成している点です。
普通一つ資料の中でもパートを作業分担したり、あるいは、逆にマーケティング部が全部一括で作成しますよ。でもこのfreee社の研修資料は、APIであればAPIの得意な方、スクラム開発だったらスクラム開発の得意な方が担当して、それぞれ作ってると思われるんですよね。
当然、責任感も強くなりますし、資料として説得力が出るに決まってます。
さらにさらに、にも拘わらず、この十数(100以上?)の資料のデザイン、ブランディングイメージが極めて高精度で統一されています。
普通の会社であれば、自己紹介のページは自分でオリジナルでアレンジしましたとか・・・コピペしてたらフォントがぐちゃぐちゃになってしまったとか全然ありますからね。
もちろん、公開できるようにfreee社内で統一チェックはされているでしょうけど、これだけハイレベルに統一できるということは、もはや社員一人一人がデザインやfreeeのブランドコンセプトをある程度共通理解していることが創造されます。
もはや「資料作成」を超えて「経営」としてすごいです。
まとめ
いかがでしょうか。上記のような色々なバリエーションの資料に是非皆様も触れてみてください。
特に、資料の良し悪しって組織の考え方や上司の好みに左右されることもよくあるので、デザイン一辺倒ではなく、色々な資料作成の力を身に着けておくといいですね。
デザインは悪くても文章はすごくしっかりして説得力のある資料を作れたり、文章もデザインはダメだけど、データと論理的説得力のある資料を作れたり、、、資料作成は総合力です! デザイン、文章、データ・・・一つでも光るところがあれば良いのです!
それを色々な企業の資料作成お手本から学んでいきましょう!
以上です。