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経営とマーケティングのフレームワーク全体マップ【2024年版】を作ったぞ!![デザイン編]

ずいぶん前に作成したIT業界マップ。手前味噌ですが、中々好評でした。

もうだいぶ月日も経っているのでそろそろ修正や2024年のトレンドをとりいれつつ改善したいと思いつつも、他にも色々な分野の全体マップを作りたいとも考えていました。

そして、試行錯誤の結果、第2弾となる全体マップ・・・今度は経営戦略とマーケティングのフレームワークのそれぞれの関係性が分かる全体マップを図解しました。

それがこちらです。バンッ!

経営戦略とマーケティングのフレームワーク全体マップ

正直、IT業界マップよりだいぶニッチな内容ですので、アクセス数やスキ数は伸びない気がしますが、こういった抽象的で捉えにくい概念をパワポで整理していく作業は個人的に大好きです!

全体概要は3分でパッと抑えられて、細かい点は深くじっくり読めますのでお時間ある際に拡大などしてご覧ください。

それではデザインや作成ポイントについて解説していきます。

―経営のフレームワークたち

経営のフレームワークたち

まず、上段には、経営に関係するフレームワークをまとめてみました。

会社の存在意義、理由であるミッション・ビジョン・バリューを頂点に様々な経営資源、経営戦略のフレームワークを整理しています。

この中では、個人的にはマッキンゼーの7Sが経営資源としては一番網羅されているとは思うのですが、世間一般的には、使用頻度、知名度いずれも最も低い気がします。この中では、コンサル業界でない方にもパッとわかりやすい4大経営資源である人・物・金・情報が一番よく使われます。なにより、整理も直観的で誰にでもわかりやすいです。

ー専門分野を広げる

人物金情報はあくまで会社の中の経営資源を指していますが、ここから興味を広げて、専門性を高めていく道もあると思いますので、絶妙な具合でデザインに組み込むことにしました。

黒色でデザインした部分です。

人物金情報から興味を広げる

たとえば、「人」から興味を広げると組織論や人材教育、モチベーション等の話に興味がわいてくるかもしれません。

・人⇒経営における組織論、行動心理学、教育などの分野があります。
・金⇒簿記は普通のビジネスパーソンも十分役に立ちますので、是非学びましょう。他にもお金の話は会計学、経済学、金融の世界に広がっているので、果てしないです。
・情報⇒プログラミングやハードウェア技術などのテクノロジー系を突き詰めるのもよいですし、プロジェクト・マネジメントや上流工程と言われるマネジメント系の分野の道もあると思います。

各個別の分野の専門性を高めれば、現場の営業、経理、SEの実践の仕事に役に立つのはもちろん、学者や士業の学問の世界まで学びは広がっているでしょう。

―SWOT/クロスSWOT分析で統合する

外部/内部環境分析

人物金情報は、会社の内部の経営資源を整理するためのフレームワークでしたが、自社の経営を分析し、意思決定を行うためには、内部環境だけでなく外部環境の分析も必要になります。

そこで、登場するのが、PEST分析、3C分析、5フォース分析などの外部環境分析のためのフレームワーク(マクロ環境分析とも呼ばれる)です。

それぞれ、PEST分析は、政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technological)。3C分析は、市場・顧客(Customer)/競合(Competitor)/自社(Company)。5フォース分析は、競合の分析、整理を行うためのフレームワークです。

そして、内部環境と外部環境を最後に合わせて統合するのがSWOT分析/クロスSWOT分析です。

外部環境/内部環境分析は、会社や人によって、使ったり使わなかったりしますが、SWOT分析は、多くの人が使い、使用頻度も多いです。(まあ、所謂ベタな論法です)

ちなみに、私が新卒の就職活動の頃、当時の社長最終面接でSWOT分析を行ってプレゼンを行い、内定を貰った思い出のフレームワークでもあります(笑)

―マーケティングのフレームワークたち

マーケティングに関係するフレームワーク

戦略レベルについて、分析・決定したあと、次は戦術レベルのフレームワークに落ちていきます。特に、マーケティングは会社が事業を営むにおいて無くてはならない要素です。

この全体マップに掲載したマーケティング系フレームワークは、その多くがフィリップ・コトラー氏に関係するフレームワークです。順番も、掲載内容も、参考文献をもとに、かなり教科書的な整理にしたつもりです。

STPと言われるセグメンテーション→ターゲティング→ポジショニングの流れ、4P4Cの違いなどはマーケターなら必ず理解しておきたい必須事項です。

―個別理論

最後に、それら当てはめにくい(≒つまり図解整理しにくかった)個別理論をまとめています

その他個別理論達

ゲーム理論のようなノーベル賞も取っている本格的な経済学理論から、カスタマー・ジャーニーのように比較的近年のバズワード的なものも、とにかく有名どころぜんぶをここに一緒くたに含めていますので、かなり物議を醸しだしそうな感じはあります。

私の知識・知見不足もおおいにありますので、もしお詳しい方がいらっしゃれれば、より適確な整理の場所をコメント頂けると助かります。

―まとめ

いかがでしょうか。

フレームワークの分類分けは、正直、色々な意見があると思いますが、可能な限り、普通に仕事をしているビジネスパーソンにも、直観的にわかりやすいように分類にしたつもりです。もし、お気づきの点がありましたら、お気軽にコメントください。

また、フレームワークはあくまで"手段"です。フレームワークを使えば、なぜか誰でも課題や本質があぶり出されてくるように見えますが、決してそうではありません。ですが、"便利なツール"として使いこなすことができれば、あなたの"武器"になることも事実です。

あとは、この図から少しでも経営、マーケティングなど色々なことに興味を広げてもらえると作者としては嬉しいです。

以上です。

ありがとうございました。


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