何も叶っていないようで
あけましておめでとうございます〜!(去年描いたお気に入り作品とともに)
2024年は、図らずともほぼ月1回noteの投稿がされていたみたい。頑張って毎月書くぞみたいな意気込みはなく、毎回書くときは何かの衝動に駆られて一晩で書いてしまうことが多かった。衝動的に書きたいと思ったときに、すぐに書けるだけの環境や時間があって良かった。
今年もそんな「書きたい」衝動に、ちゃんと従える心と時間の余裕を持っていたい。
さて、新年明けて、実家から戻って来て早々胃腸炎になった。この3年間、毎年1月はコロナ、インフル、胃腸炎、とザ・かかりやすい病気にまんまと罹ってしまう私だが、今年は初めて体調不良を一人で乗り越えないといけなくて、それがしんどかった。今回は身体の不調に伴って心にも大打撃。数ヶ月あたためてきた大切な予定が、一気に4つほど飛んだ。ひとりでワンワン泣いた。体調を崩すと、人の優しさに触れたくなる。
話をもう少し戻して、2024年は、みんな言うけれど、私も私で本当に目まぐるしかった。
特に自分が育てている色々な活動では、当たり前だけれど何十回も何百回も意思決定をする必要があった。新しいことを始めるか、始めないか。始める代わりに今持っているものを手放すのか手放さないのか。新しいことは何を始めるのか。何はいま始めないでおくのか。自分の武器は何で、それは今使うべきなのか、今は使う必要がないのか。その都度見定めて、持ち続けたり、捨てたり、また拾ったり。それぞれの活動へのモチベーションやコミットも上がった分、意思決定にも時間がかかった。2024年の目標!なんて列挙する間もなく2024年が始まり、そして終わっていった。私は結局何ができて、何ができなかったんだろう。
私は、一つのことだけを集中してやり切ることがあまり得意ではない。興味のアンテナはいつもあちらこちらに張っていて、すぐ始めようとしたり、始める手前までいって辞めてしまうこともある。だから、何をやれたって言われると、あまり思いつかない。
今は、あえて言葉にするとしたら、ライフコーチでもあり、デジタルアーティストでもあり、台湾を中心に10万人のフォロワーがいるInstagramアカウントのオーナーでもある。時にはシーシャ屋さんでもあるし、中国語話者でもあるし、近い未来にはお香ブランドを作りたいとも思っている。
でも結局何をやってる人ですか?と言われると、何とは言えない。全部大切にしてきた、全部の欠片を持つ自分ですとしか言えない。未来はわからないけれど、とりあえず今は、色々やりたいのが私、それでしかない。年数を追うごとに自分が何をする人なのかわからなくなって、自己紹介も下手になった。
でも最近気づいたのは、「色んな人生を味わう」ことが、私の原動力の一つなのかもしれないということ。いい子に育って、順調に進んだと思ったら突然盛大に踏み外す、そんなのを繰り返しているうちに、楽しさすら覚えるようになった。色んな立場や役割の視点に実際に立って、何が楽しいのか、何が苦しいのか、人にどんな影響を与えられるのかを味わって、色んな感情に触れられると、自分の中で満たされるものがある。
大学生の頃、「収入源を10個持てたらすごいな」と漠然と思っていた。新卒で会社に入ってから、その思いは記憶の奥に追いやられていたが、最近ふと思い出した。そして今、それが少しずつ実現していることに気づいた。目先のことばかり見ていると、自分が変化しているという実感が湧きづらい。でも長い目で見れば、自分が少しずつ少しずつ変化を起こしてきたことがわかる。そう思うと、こんな今も少しは誇らしい。
これからもたくさん悩むけれど、小さな一歩を祝福しながら進みたいなあ。
では、今年も予定不調和な一年を(๑╹ω╹๑ )