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「次世代の教科書」編集部が考える「次世代リーダー」とは

以前『妄想講義』について紹介したnote記事で、こんなことを書きました。

読むだけで、時代の一歩先を進む次世代の若手リーダーたちの考え方が分かる本。それが『妄想講義 明るい未来の描き方と作り方』です。

でも、「次世代リーダー」って?

私たちがどんな意図で「次世代リーダー」たちを集めたのか。

「次世代リーダー」と書くと、少し大袈裟に聞こえるかもしれません。個人で活動されている方も多いですし、著者の皆さんのなかにも「自分はリーダーって感じじゃないけどな……?」と感じる方もいらっしゃるはず。

とはいえ、私たち編集部は『妄想講義』に書いてもらった24人の皆さんはやはり「次世代リーダー」だと考えています。

その原稿も、読んだ人が「これって自分かも」と思えるような内容になっているからです。「自分と同じこと考えてるかも」「自分も同じことをやってみたいかも」「自分もこのひとのようになれるかも」……そんな、自分にピッタリ合うような生き方・考え方をしている著者。それは、誰かに新たな可能性を指し示す、という意味でやはり「次世代のリーダー」というべき存在のはずです。

それは、どんな人たちなのか?

まず、当然ですが「妄想」について語ってもらったら面白そう、というのが一番重要な条件です。では、どんな人なら「妄想」について面白く語れるのか?私たちはそれを考えるにあたって、いくつかの軸を設定しました。その一つが「発信・表現活動とは別に、実務的な活動をこなしていること」

たとえば、昼は会社勤務をしながら執筆活動を続けていたり、あるいは表現活動に専念しながらも、それを継続するための組織づくりや維持といった地道な事務仕事を着実にやっていたり。もちろん、当てはまらない方もいます(その場合は、また別の軸に該当しているはずです)。とはいえ、やはりその両立こそが、面白い「妄想」を考えるうえで大事なのでは?と考えています。

妄想講義には具体的にどんな人たちがいるのか。

今回は3人の著者を紹介しようと思います。『妄想講義』は5つの章にわかれているので、第1〜3章から一人ずつです。

まずは「第1章「妄想」×日常と私」から、ライターの姫乃たまさんです。姫乃さんは10年ほど地下アイドルとして活動し、現在では雑誌連載やイベント登壇を中心に活動されています。インディーズ音楽業界のリアルからAVレビューまで、ややアングラでサブカルな内容の執筆、トークをご専門とされています。けれども、今回姫乃さんに書いていただいたのはご自身の不妊治療について。「今日が一番かなしい日だといいね」というタイトルは、その苦痛や葛藤が窺い知れます。

「第2章「妄想」×暮らしとコミュニティ」で注目したいのは、作家の石井あらたさん。「元山奥ニート」の肩書きが目を惹きます。石井さんは山奥で仲間と共同で、自給自足の生活を続けて10年……そこに自由な暮らしを求めていたはずが、今回書いていただいた文章のタイトルは「自由なんて別に大事じゃなかった」。かぎりなく自由な生活を送っていたようにも見える石井さんの、その真意はなんでしょうか?

「第3章「妄想」×言葉と表現」には、文筆をはじめとした表現活動を行う書き手が集まっています。そのなかでも、ここで紹介するのはイラストレーター・音楽家の駒澤零さん。彼女の活動は多岐に渡り、他にも漫画家やDJ、VJ、批評家としての顔も持っています。ただし、普段は社会人として勤務しています。そんな駒澤さんの「今日を生き抜くための「妄想力」」のテーマは、かけがえのない「個性」を大事にするということ。普遍的でありながら、駒澤さんの実体験を踏まえた骨太なものになっています。

これだけでも、書き手と原稿の多様さが感じられるかと思います。

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