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how to beat the usa ドットコム

物騒なタイトルで申し訳ないです、この文章を執筆している編集部員(鈴木)はそれほど強い政治志向を持っておりません。

このアドレスは、今度の『妄想講義』にご参加頂いた著者の方の1人、倉本圭造さんの個人ブログのURL アドレスです。後述しますが倉本さん自身はすごく冷静で客観的な視点を意識していらっしゃって、なぜこんなに尖ったURLを???と不思議に思っています笑

倉本さんは経営コンサルタントとしても活躍しつつ、思想家としても発信されています。主な活動場所はnoteXでもしかするとご存知の方もいらっしゃるかもしれません。最近ではYoutubeのチャンネルを開設したり、AbemaTVにも出演されています。

今回の『妄想講義』の企画が始まって、編集部内でも「妄想」の定義や企画の立て付けについて話し合いを重ねました。その中で、単純な悲観論に陥るのではなくて、希望を持って前を向くということの価値を問い直す事には意義があるのでは無いか?という話が出てきました。

私はこの価値観には大きく共感するところが大きく、中高生の頃からTwitter(現X)や色々な場所で日本はオワコンだ、みたいな事を自分に言い聞かせるみたいに主張する人達に対して「なんだかなあ」と思っていました。当時は故安倍晋三氏が政権を握っていた頃で、いわゆる「アベガー」と言われる人たちの活動が活発でした。私は細かいところで失点が多い人物だなとは思っていましたが、「安倍晋三が日本をダメにした!経済政策も外交も全部こいつのせいでダメになってるんだ!」みたいな動きにも、そういうアベガーの人たちに逆張りするするように過剰に安倍晋三氏を祭り上げる動きにも、冷静じゃ無いなと思って乗れないでいました。
その頃に自分のTL(タイムライン)に回ってきたのが、倉本さんでした。まさにその事を問題として捉え、リベラルとしてやらなければいけない事は、安倍晋三を罵倒して溜飲を下げることではなくて、地道な解決に向けてどうやって多様な人々を包摂できるかだよね。という事を仰っていました。

この視点は、まるで怒るためにTwitterをやっていて、社会問題に対して怒る事が中毒になってしまっている双方の勢力の瘴気に当てられかけていた私にとっては砂漠でオアシスを見つけたような感覚をもたらしてくれました。また倉本さんは更新頻度が高く、党派性で議論をしているような事件があると、その度に独自の視点で冷静に分析をされて、自分がその党派性に乗りそうになるのを手前で防いでもらったような気持ちでいました。

そんな事があったので、私は今回の企画で希望を持って前を向くことを泥臭く言う事にやはり意義があるのではないか?という議論が起きると、真っ先に倉本さんの名前が思い出されました。私から少々熱のこもった文章をHPのフォームから送り、倉本さんに「ぜひ応えてあげたい」と言って頂いた時には「よっしゃ!」と声を上げました。その後はメールで企画書をお送りすると、web会議も経ずに「書いちゃいますね!」と二つ返事。流石日頃から筆を取って(今風に言うならキーボードを叩いて?)いる方だなあと頓馬な感動をしていました。

頂いた原稿もやっぱり面白かった。その文章を誰よりも真っ先に読めるというのは編集部員ならではの喜びです。詳しくは書籍を読んで頂きたいのですが、倉本さんは、アメリカ的な改革に乗り切らずになんとなくナアナアでやって来ている日本の特徴を、一つのチャンスと捉えているんですよね。「泥沼のナアナアさの化身」「ムラ社会のプロフェッショナル」これは本文中に出てくるワードで、日本を言い表す端的で強い表現です。読みながら笑っちゃいました。これを見るとイヤイヤこの人も結局日本オワコン論なんじゃないの?って思うかもしれないけど、違うんです!倉本さんは至極ニュートラルにこういう表現をされる方なんです!(敢えて色のついた単語を選んでいるのかも?)

こうしてみると、冒頭のhow to beat the usaもいわゆる「反米」感情などではなく、素直に、素朴に、ニュートラルにどうしたら乗り越えられるのか?と考えていらっしゃるだけなのかもしれない。。

ダラダラ書いてたら長くなっちゃいました。そんな倉本さんの記事が入った『妄想講義』9月30日発売予定です!ぜひお買い求めください!

「次世代の教科書」編集部 鈴木力

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