石丸伸二  左遷説

石丸伸二は左遷させられていたのか?

 石丸伸二は三菱東京ufj時代にニューヨークへ左遷させられていた…この説は彼が安芸高田市長時代からアンチを中心にささやかれていた話だ。ニューヨークへ左遷、と聞くと違和感を抱く人のいるかもしれない。だが、僕はこの説を支持している。何故か。

不自然な肩書

 石丸は2014年初代ニューヨーク駐在員として赴任している。MUFGユニオンバンクという子会社へ、である。これは栄転というよりも出向で、出世コースを驀進していたものが歩む道のりではない。その子会社も2022年にはアメリカの地方銀行に売却されている。

語らなかった石丸

 安芸高田市長時代も東京都知事選の最中も石丸は政策を含め、自分の過去に関してほとんど語らなかった。政策に関しては何も考えていないので仕方ないが、京都大学から三菱東京ufjに就職という華麗な経歴を持っている割にその点の自慢話(彼は自分のことは自慢話でしか語れない)をしないのはおかしい。理由があるとすれば語れるほどの実績がなかったということだろう。都知事選の最中、彼が銀行員時代について語った唯一のことは「一人で仕事をしていた」という発言のみ。あれだけの大企業で一人きりでする仕事が閑職以外であるのか?

語るに落ちる石丸

 しかし、流石にSNS等で「左遷説」が話題になり始め、石丸も仕方なく語り始めたようだ。曰く「海外に左遷されるなんてありえない」「そんな金のかかることをするわけがない」と自身への「左遷説」と否定している。この間出演していた偏向番組「Re‐Hacq」で海外赴任時代の話が出た。他出演者から「アメリカのウォール街にいたんですよね?」と聞かれ石丸は「ニューヨークですね。ウォールストリート、ウォール街もあるんですけど、実は職場はちょっと離れてたんです」と言い淀んでいた。察しのいい他出演者はすぐに話題をそらしていた。

左遷説はやはり濃厚

 それでも石丸支持者は言うだろう。「海外に左遷などありえない」と。僕はこう言い返す。「皆さん。日本は新卒には意外なほど甘いんですよ」と。大学もそうだが、誰もが知る大企業も、そうでない企業も入るのは大変だが一旦は入ってしまえば意外なほど身内には甘い。社会人をやってきて新卒入社で入ってきた者たちがいかに大切に育てられているかを僕は目の当たりにしてきた。時代は変わったと言われてい久しいが、肝心な部分では変わっていない。新卒でなくとも正社員を何の理由もなしに解雇はできない。まして石丸は京都大卒のエリートであり、入社試験の印象も僕たちが想像するよりも良好だったはずだ(これこそが石丸の最も恐ろしい点である。一見すると物腰柔らかく、優秀そうに初見では見える)育てれば何とかなる、と上昇部が考えていた可能性はある。それはおそらく見込み違いだったのだろうが。

決定的な証拠

 石丸がスキャンダルによって市長が辞職したために行われる安芸高田市長選に出馬した経緯は本人含め、他の方が何度も語っているのでここでは語らない。別の視点を提示したい。
 これは石丸本人が語っていたことだが、市長選に出るために銀行を退職する旨の連絡をした際、当時の上司たちは喜んで送り出してくれたそうである。
 体のいい厄介払いができたと喜んでいたのだろう。

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