メイド・イン・フチュウ 公開制作の20年/昨年の活動
ロリポブログからの移行後初投稿ですが、昨年の活動の続きです。
◎旧ブログ「サイの角のように一人歩め」
新型コロナの状況も不安な中、府中市美術館にて20年前の開館時から続いてきた「公開制作プログラム」を振り返る企画展が昨年12月から今年2月にかけて開催され、参加しました。※幸い途中で閉鎖になることもなく会期を終えられました。
<メイド・イン・フチュウ 公開制作の20年>
会場:府中市美術館
会期:2020年12月5日(土)〜2021年2月28日(日)
美術作家が館内の常設制作室に一定期間通って制作し、そのプロセスも公開するという全国的に見てもユニークな取組みですが、自分は2015年の「公開制作64|タイポグラフィの実験室」というタイトルの回に制作しています。
※この回は通常の1アーティストでなく、前期・後期に分けて2アーティストが参加し自分は後期でした。(前記は西舘朋央さん)
今回はその際制作した「日本国憲法第97条」という大きな旗の作品を展示していただきましたが、多くの著名作家や若手の人気作家に混じっての展示で、非常にありがたい機会になりました。
↑バンドウジロウ「日本国憲法第97条」「基本的人権Tシャツ」。
会場に行った際に、美大を目指す高校生男子が熱心に見てくれていて少し会話できました。嬉しいですね。
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こういう状況のため来館いただけなかった方も多いと思いますので、一部ですが写真で展示の様子を紹介したいと思います。(撮影は出品者のみ可)
注目してきた作家も多く、非常に見応えのある展示でした。
左奥:太郎知恵蔵、中:長谷川繁、右:原田郁
手前(彫刻):黒川弘毅
↑突き当り左:高嶋英男、突き当り右:袴田京太朗、手前:利部志穂
↑今回展示できなかった作家の制作内容はパネルにて展示されましたが、どれも貴重なアーカイブで面白かった。じっくり読みました。
↑僕の10年前に制作している妻・斎藤ちさとの手描きアニメーション作品も展示されました。
↑横尾忠則 大きな作品ですが制作スピードは早く、1枚2〜3日で仕上げたそう。
↑金田実生
↑大小島真木
↑篠田有司男
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作品制作のプロセスを公開することは、ネットの普及によって当たり前になっていますが、20年前から専用の制作室を作って取り組んできた美術館と担当学芸員の努力と先見性は評価されるべきと感じます。
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府中市美術館では、下記ページにて今までのアーカイブや進行中のプロジェクトを動画で配信していますので興味ある方は是非御覧ください。
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