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薬疹になりまして
・はじめに
こんにちは、じろうです。
今回はIgA腎症の治療ステロイドパルス(仙台式)の中に薬疹になったことについて書いていこうと思います。
拙い文章ではありますが、参考になればと思います。
・薬疹とは
薬疹とは、薬を内服したり注射したりすることにより生ずる発疹のことです。その中でも問題となるのは、薬を投与されたごく一部の人に生ずるアレルギー性薬疹です。ふつう薬疹といった場合には、このアレルギー性薬疹を指し、薬に対して反応するような細胞や抗体がある人(これを薬に感作された状態と呼びます)にのみ生じます。
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa18/index.html#:~:text=%E8%96%AC%E7%96%B9%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E8%96%AC,%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%89%E3%81%AB%E3%81%AE%E3%81%BF%E7%94%9F%E3%81%98%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
・発症
ステロイドパルスを開始して、13日経過した昼頃、腕を見たら小さい赤い2mm程度の湿疹ができていました。
範囲は両手の肘手前くらいまでと、顔面の両頬から首にかけてて出ていました。
その時はまさかお薬のせいとは思えませんでしたが、いつもと異なることが起こったため、急ぎ通院中の病院へ救急電話をかけ、連絡しました。
すると、ステロイドが原因の可能性は薄いがとりあえず近場の皮膚科を受診してほしいと指示を受け、皮膚科へ。
・皮膚科受診
急いで病院を受診した結果、私がステロイド服用による副作用防止で飲んでいた抗生物質が原因の可能性が高いとのことでした。
この日はとにかく、アレルギー炎症止めであるオロパタジンをいただき、薬を服用しながら1週間様子見となりました。
・服用していた薬
この時私が服用していた薬は4種類です。
①プレドニン(ステロイド)
②バクトラミン(ステロイド副作用防止の感染症防止のやつ)
③ラベプラゾール(ステロイド副作用防止の胃薬)
④アレンドロン(ステロイド副作用防止の骨粗鬆症防止のやつ)
この時、可能性があったのは、バクトラミンとラベプラゾールでした。
・皮膚科受診後(1日)
皮膚科受診の翌日、起床時はだいぶ薬疹が引いていたため、そのままステロイドパルスの3周目へ向かいましたが、病院へ到着してから一気に薬疹がひどくなっていることに気が付きました。
この時は首、顔、両腕、胸元など広範囲に出ており、37.4度ほどの微熱がありました。
ここで、腎臓内科の先生に診察してもらい、朝服用しているバクトラミンとラベプラゾールで薬疹になっている可能性があり、その中でも薬疹が発生している要因となっている件数の多いバクトラミンの服用を翌日から停止することとなりました。
ステロイドパルス自体には影響がないため、ステロイドパルスを実施しました。むしろ、ステロイドで少し楽になっている感じでした。
・皮膚科受診後(2日)
ステロイドパルスの3周目の2日目。
この日も起床時は薬疹が引いておりましたが、朝にラベプラゾールを服用して、30分ほどで顔が紅潮し、薬疹がひどくなりました。
この時は首、顔、両腕、胸元、腹部など広範囲に出ており、37度ほどの微熱がありました。
この日はステロイドパルスを受けている病院での皮膚科を受診し、薬疹ということで塗り薬であるステロイドを顔用、体用処方され、1日朝晩で塗るように指示がありました。
処方された塗り薬
①ロコイド軟膏
②クロベタゾール軟膏
翌日から、ラベプラゾールについても服用を停止となり、落ち着いてから抗生物質の調整となることになりました。
・その後
1日2度軟膏を塗り、炎症止めを飲んで発症から5日目に顔以外の薬疹は引きました。
顔は9日目の現在でも赤くなっているため、ステロイドの副作用の顔面紅潮かもしれません。
・再度皮膚科受診
9日目、発症してから1週間ほど経ったため、再度皮膚科を受診しました。
無事、薬疹は引いているとのことで、炎症止め、軟膏などはすべて止めてもよいとの指示があり、無事薬疹は完治しました。
・全体の流れ
1日目
発症
↓
近所の皮膚科受診
↓
オロパタジンの処方
↓
寝る前にオロパタジン服用
2日目
起床時、薬疹が薄くなる
↓
バクトラミンとラベプラゾールとオロパタジンの服用
↓
薬疹悪化
↓
腎臓内科受診
↓
ステロイドパルス
↓
寝る前にオロパタジン服用
3日目
起床時、薬疹が薄くなる
↓
ラベプラゾールとオロパタジンの服用
↓
薬疹悪化
↓
皮膚科受診
↓
腎臓内科受診
↓
ステロイドパルス
↓
夜、ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏を塗る
※オロパタジン飲み忘れ
4日目
起床時、薬疹が熱く、オロパタジンの飲み忘れに気が付く
※飲み忘れても2錠飲んではいけません
↓
朝、ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏を塗る
↓
オロパタジンの服用
↓
腎臓内科受診
↓
ステロイドパルス
↓
夜、ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏を塗る
↓
寝る前にオロパタジン服用
5日目
起床時、薬疹が熱く、あまり引いてる感じはしません
↓
朝、ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏を塗る
↓
オロパタジンの服用
↓
夜、ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏を塗る
↓
寝る前にオロパタジン服用
6日目
起床時、顔以外の薬疹が薄くなっており、どこにあったかもわからないレベルになっている
↓
朝、ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏を塗る
↓
オロパタジンの服用
↓
夕方、ステロイドを塗っていた場所らへんが筋肉痛のような火傷のような痛みがし始める(皮膚科で聞きましたが、別の要因のかもしれないとのこと)
↓
夜、ロコイド軟膏を塗る
(一応指示が赤くなっているところに塗るだったので)
↓
寝る前にオロパタジン服用
7日目
起床時、顔以外の薬疹がどこにあったかもわからないレベルでしたが、筋肉痛のような痛みが結構ひどかった
↓
朝、ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏を塗る
(痛みがひどかったので、薬疹が出ていたところに全体的に塗りました)
↓
オロパタジンの服用
↓
夕方、筋肉痛のような火傷のような痛みはだいぶ引きました
↓
夜、ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏を塗る
↓
寝る前にオロパタジン服用
8日目
起床時、相変わらず顔だけ赤くなっていました。これは薬疹ではなく、ステロイドの副作用の方かもしないです
↓
朝、ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏を塗る
↓
オロパタジンの服用
↓
夜、ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏を塗る
↓
寝る前にオロパタジン服用
9日目
起床時、相変わらず顔だけ赤くなっていました
↓
朝、ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏を塗る
↓
オロパタジンの服用
↓
皮膚科受診
↓
ロコイド軟膏とクロベタゾール軟膏、オロパタジンの停止
・さいごに
今回初めて薬疹というものになり、まさかお薬で蕁麻疹が出るとは思いませんでした。
もし不明点などがあったら、すぐに病院に連絡することがいかに大事かを思い知りました。
発症した日はとてもしんどく、寝て過ごしていたため、明日でいいやと先延ばしにしようとしていました。
さすがに尋常じゃなかったので、連絡しましたが、一歩間違えればもっとひどいことになっていたので…
ステロイド服用による副作用防止の抗生物質については、これからまた調整していくことになりますが、頑張りたいと思います。
少し怖いですが…
以上です。