2020年に2兆円市場へ進化したリユースeコマ―ス市場
推定でございますが、2020年度のリユース市場において、BtoC電子商とCtoC電子商を合わせまして、約2.5兆円と大きな市場になっております。
従来であればいらないものがあって、古物商を頼るときに、リサイクルショップや質屋を頼ることが多かったはずですが、最近ではシステムの向上により、個人間取引がし易くなった事が要因と思われます。それを牽引するのは、ヤフオク!とメルカリです。この2つのサイトでリユース業界eコマースの6割の取引が行われるのです。
もともとリユース市場eコマースを引っ張ってきたのは、ヤフオク!などのオークションサイトでした。ヤフオク!は、Yahoo!がアクセス数が日本一だった時代に(現在はgoogleに抜かれて第2位)そのアクセス数を生かして、1円オークションなどで注目を受けました。
ヤフオク!は主にCtoCでの取引がメインでしたが、ヤフオク!ストアのサービスを開始し、BtoCのオークションまで手を伸ばしました。現在ヤフオク!による2020年度の年間総取引額は約8000億円です。とても大きい金額ですが、実は最近伸び悩んでおります。
ヤフオク!が伸び悩んだ理由は、リユース市場eコマースはオークションからフリマアプリの時代へと移行してしまったからだと言われています。2013年フリマアプリのメルカリがサービスを開始します。それ以来、オークションサイトは減り、フリマアプリが増える時代が来ます。
とはいえ、ヤフオク!もスマホで使えるアプリは有ります。それでもスマホアプリに移行したのは、オークションは落札までに時間がかかりますが、スマホアプリはすぐに取引できるスピード感が理由だと言われています。あと、ヤフオク!が人気すぎて、落札価格が高くなり、結果としてメルカリなどがお得になったからので躍進を手助けしてしまった部分もあります。
前章で、スマホとPCの流通額が2020年ほぼ同じになった話をしましたが、スマホの流通額が増えると、スピード重視のスマホアプリがより力をつけるとされています。ヤフオクのサービスを行うzホールディングスは対策として、スマホアプリに対応したPayPayフリマのサービスをスタートした。
逆にメルカリは、フリマアプリNo1.の地位を固めるべく、メルカリshopのサービスをスタートして、ヤフオク!同様BtoCにもサービス範囲を広げています。
話は変わりまして、リユース市場BtoB電子商取引はその倍以上の額になると言われています。代表的なのが、中古車オークションです。基本的にはオークション会場に業者は来るものですが、最近はコロナ禍の影響もあって、インターネットを使って、オークションに参加する業者も増えています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?