東大理三を受験した話
はじめに
以前の記事で、自分が東大文三に合格した時の点数を書いた。
実は自分は、その後に東大理三を受けた経験がある。
なぜ他の大学でなく最難関の東大理三だったのかといえば、英語でない第二外国語で受験できることと、東京での生活が気に入っていたからだった。
第二外国語の実力をある程度持っている(検定2級合格レベル)人が実際の問題を見ればわかると思うが、実は東大入試の第二外国語は、英語と比べると恐ろしく簡単なのだ。
それに加えて、恐らく東大だけは医学部受験で地学を使えることも理由の1つだ。
文三受験の時はセンター試験で地学をとっていたので、理科の負担を減らしたかったわけだ。
さらに言えば、センター試験も第二外国語で受ければ面倒くさいリスニングを受けずに早く帰ることができるというのもメリットであった。
さて、そういう理由で理三を受験した結果はどうだったかというと。
実際の点数
センター試験 98/110
第二外国語 98/120
数学 24/120
国語 55/80
物理 8/60
地学 21/60
合計 304/550
ご覧の通り、理系科目が壊滅的で、当然ながら落ちた。
数学と理科がしっかりできなければ、話にならないのだと思い知った。
そして予想通り、第二外国語は英語よりも遥かに簡単だと実感できた。
あれほど苦しんで勉強した英語よりも、30点も高得点をあっさり取れたのである。
余談だが、実はこの点数、理二で出願していれば合格していた可能性がある。
もちろん、医者になるという目標を持って受験したのだから、理二を受けても本末転倒であり得ない話ではあるのだが。
理二に合格していたと仮定すると、これほどに理数科目ができない人間でも東大理系は受け入れてくれるのだと、懐の深さを勝手に感じてしまった。
我が身をもって、東大入試の点数の取り方の面白さを体現したのであった。
おわりに
今後の人生でもし医学部受験をすることがあったとしても(むしろしたい)、東大理三を受けることはないだろう。
それでも、不合格という結果であっても、理三を受けたことはなかなか面白い経験であった。
noteの記事を1つ書けるネタになるくらいには。