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生きてるうちにもう一度キルギスの大自然に包まれたい。
協力隊としてウズベキスタンの派遣されていたとき、隣のキルギスという国に旅行に行った。同期がキルギスに派遣されていて案内してくれた。
キルギスは、中央アジアのスイスと言われている。行ってみて、こんなに自然豊かな国がウズベキスタンのすぐ隣にあるなんてとびっくりした。乾燥した砂漠の土地に見慣れていたからかもしれない。緑が青々と茂っていて、顔もなんとなく日本人と似ていて(中国の隣だから?)、遠い日本の景色と重ね合わせた。
アラアルチャ国立公園
友達と首都ビシュケクから1時間程度、タクシーを乗り継いで着いた先には大自然があった。真夏の8月だったけど、山のひんやりと冷たい空気を感じた。登山道の入り口はすでに標高1500m。最高地点は4895mで素人ではとても辿り着けない険しさ。
体験したことのないスケールの大きさで歩くたびに驚かされた。こんなにも大自然なのに虫はほとんど気にならなかった。
途中巨大な岩がゴロゴロしている川もあった。水が本当に澄んでいて冷たい。日差しがギラギラ照りつける中、岩の上に座っておにぎりをみんなで食べた。
滝までなんとか辿り着いたけど、登山に慣れていない上に道が滑りやすくて、途中けっこう大変だった。プチサバイバルだったけどまた行きたい。今度はもうちょっと体力つけてからにしよう。
イシククル湖
イシククル湖はキルギスで一番大きい湖。首都ビシュケクから移動手段はタクシーしかなくて、片道4時間かけて辿り着く。
湖に行くだろうと思われる周りの人たちに着いていく。コンクリートの道がだんだんと砂の道に変わり、辿り着いた先は美しいビーチだった。
たくさんの家族連れで賑わっていた。大人も子供も楽しそうにはしゃいでいる。海に面していないキルギスでは、ここに来ることが夏の楽しみになっているみたいだった。
日差しはガツンと照っているのに、水は驚くほど冷たい。そういえば、遠くに見えているのは雪山。それに気づいたとき、私はこの不思議な景色にしばし言葉を失った。これは海水ではなく、雪解け水なんだ。だから冷たいんだ。
水はあまりにも透明だった。冷たすぎるのか魚は見かけなかった。
水が冷たすぎて長く浸かっていることはできなかった。だけど水の流れをみているだけで、この景色を眺めているだけで充分だった。
イシククル湖は、琵琶湖の9倍の大きさがあるらしい。水面下には、2500年前の遺跡が眠っていたことが判明した。
イシククル湖についてとても丁寧にまとめられている記事を見つけたので、参考までに。
私の世界観を変えた美しくて不思議な湖。いくつになってもいいから、生きているうちにもう一度行きたい。
キルギスは運転が荒いので、タクシーではなくほんとはミニバスで行った方がいいみたいです。看板がキリル文字だったり英語も通じにくい時があったので、現地に詳しいガイドと一緒に行った方がいいかもしれません。
そういや、ご飯もおいしかった。