オープン社内報🔫 自転車通勤は節約にならないというお話
皆さん、こんにちは。
スポーツ事業部の浅井(@ケニチロ)です。
大人の事情により店名は出せませんが、私は中古のスポーツ自転車店を運営しています。
ここ最近、自転車通勤について相談される機会が増えてまいりました。今回は自転車通勤について、私なりに書いていければと思います。
タイトルがそのまんま結論になっていますが、反対意見も多く存在します。というより、反対意見が多数派の気がします。
あくまで私個人の見解ですので、ご参考程度に読んでいただけると幸いです。私も自転車通勤をしていた時期がありましたが、実感としては自転車通勤は節約にならないかなと感じていました。以下に理由を書いていきたいと思います。
節約にならない理由① 食費が増える
試してみると分かりますが、自転車である程度の距離を走るとめちゃめちゃお腹が空きます。走る距離にもよりますが、片道でおにぎり1つ+500mlペットボトル1本は毎日余計にかかると思っていいと思います。
ダイエット目的であれば我慢するという選択肢も出てきますが、あまりお勧めはできません。私も我慢したことがありますが、お昼にドカッと食べてしまい、強烈な眠気に襲われることがありました。
また、10キロ程度の走行ではまず起こらないですが、エネルギーが不足するとハンガーノックという症状が出ることもありますので、その点からも空腹を我慢するというのはやめた方がいいと考えています。
節約にならない理由② ランニングコストが発生する
タイヤ、チューブ、ブレーキシューは定期交換が必要になります。頻度はそれほど高くないですが、年に一回は交換した方が無難だと思います。ご自身で交換されるなら1万円程度でしょうか。お店で整備する場合は、これに作業賃が入るので、2万円くらいにはなってくると思います。頻度が低いので、大した金額にはならないですが、確実に費用が発生します。
節約にならない理由③ 結局は交通費がかかる
これは人によりますが、自転車通勤するといっても、雨の日は電車で通う人が多いと思います。私もそうでした。その場合、定期券を買わない分、通常よりも交通費は高くなります。
1か月のうち少なくとも5日程度、多い月では半分以上電車で通う必要が出てくることもあります。その結果、大して定期代は浮かないということになってしまいます。下手すると赤字なんてこともあり得ます。
雨の日も自転車で通うのであれば、関係ないかもしれないですが、その場合②のランニングコストは多めにかかってくると思ってください。雨の日の走行はパンクや事故に遭う確率が高まるので、メンテナンスはしっかりしないと危険です。そのため、ランニングコストは多くかかってきます。
結論 健康には良い、節約にはあまりならない
念のため、書いておきますが、自転車通勤は健康面では非常メリットが多いです。また、朝の仕事がはかどるというのも、実体験として強く感じることができました。継続すると基礎代謝が増えていくので、ダイエットにも有効でしょう。ただ、節約にはならないと私は思っています。
ショップの店員さんやインターネットで検索すると、だいたい節約に有効という記事が出てきます。それが全部嘘だとは言いませんが、見てみると①~③のうちどれか、または複数が計算に入っていないことが多いです。
節約目的で自転車通勤を検討されている方は、上に書いた費用を含めて再度計算してみることをお勧めします。
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