すべては「あやしい踊りのサークルを見に来ないか？」から始まった
2024年のYOSAKOIさせぼ祭りが開催中である10/19に、ぼくはこの文章を書き始めた。非常に久しぶりの参加になる演舞の前日で、いろいろと思い起こされたので、感情の変化を記録しておきたいと思ったからである。
🌊この記事を読んで得られること
・YOSAKOIさせぼ祭り／YOSAKOI／九州男組 が何なのかがわかる
・とあるYOSAKOI愛好家の心の動きを感じられる
今年はもともと参加する予定ではなかったYOSAKOIさせぼ祭り。それに踊り手として参加することにしたのは、2009年に結成された企画チーム「九州男組」の久々の活動に加わるためだ。
100人のメンバーをそろえて演舞したいというリーダーの熱い想いに引っ張られ、LINEのオープンチャットに登録したのである。（最終的に108人になるようだ）
振り返ると、ぼくが初めてYOSAKOIさせぼ祭りに参加したのは2005年だったから、実に19年になるわけか。
赤ちゃんが高校を卒業するくらいの時間が経ったのだ、そりゃ髪も白くなる。光陰矢の如し・覆水盆に返らず。
🌊そもそも、YOSAKOIさせぼ祭りとは？
YOSAKOIさせぼ祭りは、一般の人にもそろそろ認知されているだろうか。「YOSAKOI」という、複数人で曲に合わせて踊る活動のグループが集まるイベントの一つで、九州ではおそらくもっとも規模の大きいものである。
例年、150に近い踊りのグループが長崎県佐世保市に集まり、三日間踊りあかす。そのようなイベントである。
🌊では、YOSAKOIとは？
「YOSAKOI」というワードは、もともと北海道の札幌で始まった「YOSAKOIソーラン祭り」に端を発する。（YOSAKOIさせぼ祭りは、YOSAKOIソーラン祭りをお手本にして始まったと、ぼくは聞いた記憶がある。）
「YOSAKOIソーラン」は四国の高知県高知市で行われている「よさこい鳴子踊り」を、北海道のソーラン節と融合・アレンジし変化させたもので、その際に表記をローマ字で「YOSAKOI」としたらしい。「鳴子（なるこ）」という鳴り物を手にもって踊る、そういうスタイルの踊りだ。
🌊そして、九州男組
YOSAKOIをやっているグループ・団体には色々なルーツがある。同じ職場のメンバーの集まりだったり、学生のサークルだったり、いくつかの家族が核となったファミリーチームだったり、さまざまだ。
九州の各地で活動している、そんな様々なYOSAKOIチーム（ときに「連」とも称する）の男性メンバーだけを対象にして集められたチームが「九州男組」である。2009年から数年間活動していた。
一般的に、YOSAKOIをやっている人の男女比率は女性が多い傾向にあり、チームの中で肩身の狭い思いをしている男性が、ときには集まって思う存分さけび暴れよう、といったコンセプトだったような気がする。
🌊ポジティブにあきらめる
これはぼく個人に限った話だが、40代も後半になり体力の衰えや仕事の忙しさを理由に、YOSAKOIイベントや練習への参加頻度が落ちている。幽霊部員（いや、舞員か）といっても過言ではない。
そんな自分に、結成当初のメンバーだからと、わざわざお誘いを受けたのだ。それには、即断即答するべきだったが、本番２週間ほど前になってからやっと参加の回答を連絡した。
なんせ何年も踊っていない（しかもかなり激しい）振り付けを踊れる自信がなかったことが、回答が遅れた主な理由である。加えて、運動不足で貧相な身体をさらけ出すことにも少し抵抗があった（苦笑）。 とはいえ、モブキャラとしてひっそり激しく参加してみようと、前向きにあきらめた。
衣装を探して洗濯すること、振付を思い出して動けるようになっておくこと、そもそもケガしないこと、などなど不安が頭の７割を埋めながら準備をしている。
🌊思い出すのは
前向きにあきらめ、数年ぶりにYOSAKOIさせぼ祭りで踊ると決めたら、だんだん楽しくなってくるものである。
ぼくとYOSAKOIさせぼとの最初の接点は、このイベントの関係者と知り合いだった同僚である。就職して数年目、休日の時間を持て余しているぼくを誘ってくれたのがすべての始まりだった。「あやしい踊りの社会人サークルを見学しに来ないか？」そんな感じの誘い文句だった。
あれから19年、断続的に続けているYOSAKOI活動だが、スタートはここからだった。楽しかったこと、つらかった事、成功や失敗、色々な思い出がYOSAKOIさせぼには詰まっている。忘れたくても思い出せないこともある。
🌊とりあえず
一発勝負、全力で踊ってみますかね。
ここまで読んでいただいてありがとうございます！
よさこい／YOSAKOIをやっている人もそうでない人も
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