初めに
私は、所謂ロスジェネ世代だ。10年ほど前はミドルエイジクライシスとも言われてた。かつては中くらいの世代が危ない、と言われ現在では失われた世代と呼ばれる。
つまり、危険から逃れられず失われちゃったわけだ。国は見て見ぬふりをするかの如く何もしてくれない。誰も彼も問題の本質を見てくれない。
このような世代でありますから、上の団塊世代を恨み又は下の若い子が就職出来たというのを歯噛みして「自分が何故こんな目に遭わなくてはならないのか」と嘆く事も多かった。
しかし、ある程度世の中を俯瞰して見てみたら問題の本質が分かってきたし同じ思いを、苦しみを抱いてそれでも傷つきながら嵐の海のような世の中を泳ぎ切って生きている者が沢山居るのも分かった。
世に言われるように、97年の橋本内閣時に於ける消費税増税に端を発した就職氷河期、それにより引き起こされたロスジェネ世代の…言葉を選ばずに言えば排出が為された。
世の中に問答無用で保障無しにぶん投げたのだから排出という他に無い、と私は考えている。
その後の小渕内閣や森内閣を経て、
悪魔的と言うべき小泉内閣が出来た。これは日本に今なお続く呪いの楔を徹底的に打ち込んだ最低最悪のものであると今なら確信できる。
聖域なき構造改革 、痛みを伴う改革、新自由主義、民営化、これらは全て国が国民へ関与するのを減らして自由にやんなさい、競争しなさいという原理に基づく発想なのだが、
それによって国が支えてきたあらゆる物が一斉に疲弊していき末端の労働者をどんどん貧困に導いた。そこから根本的に何も変わらず20年も経った。疲弊した日本経済は様々なものを日本国民から奪い去った。
相互互助の精神なんかクソ喰らえ、他人に施しをすると損をする、大切なのは自分の生活、奪われるなら奪う。これが新自由主義やグローバル社会ならばそんなものは望まなかった。
そんな中、今の日本に何が必要なのか?何を考えて実行しなければいけないのか?争点は何なのか?を主にこのnoteに書いていって、自分自身も学び直し、皆さんに私のような世の中に打ち捨てられたような人間を二度と作り出さないように今一度ご自身の思想信条を抜きにして考えて貰いたい、そう思います。