会社以外に居場所がない管理職
仕事が残っているからサビ残しているんじゃなくて会社以外に居場所が無いから残業しているんじゃないか?最近、そういった疑わしい眼差しを向けている。
実に疑わしい。
だってその日に終わらせなければならない仕事どんだけあるんだよ?
私の予想だがその日にやらなくていい仕事だけどわざと残業するためにきっとやっている。家に帰りたくないのかもしれない。
ただでさえ一日8時間以上時間を拘束されているのにそれ以上にオフィスに残ろうとする。そんな過ごし方を毎日してきた人たちには大きな代償が伴う。
ツイッターで見かけた記事にこんなことが書いていた。
確か45歳以上の高学歴男性が持っていないもの3つは居場所、友人、趣味だとか。
個人的には高学歴に限らず中年男性にかなり当てはまることじゃないかな?
特に管理職になると会社に拘束される時間が無駄に増えるから。しかもやっている仕事内容全部がブルシットジョブ。
サビ残する彼らはその先の将来に何が待っているのか想像したことがあるのかな?それとも今、目の前にある仕事をこなすので精一杯で将来なんて考えている余裕はないか?
会社の同僚や部下、上司、後輩社員や先輩社員など社内で関わる人が一番冷たい人間だと思っている。彼らがあなたに関心を持つのは仕事でのつながりがあるうちだけ。いわゆる利害関係者ってやつ。
これに関しては私はブログで何回か言及していると思う。
別に趣味やSNSで繋がったわけでもないし、友達の紹介で知り合ったわけでもない。
たまたま入った会社でそこにいた人達。
無作為に抽出されてランダムに振り分けられた利害関係者。
これをよく覚えておいて欲しい。
かつての上司がさ、「あれだけ尽くしてやったのに連絡してこない」だとか「あれだけ会社に尽くしたのにこの仕打か?」って嘆く人多分いるよね。
そんな風に言うのはお門違いってもんさ。
最初っから社内のお偉いさん方に人徳なんてなかったんだよ。
真実を教えよう。
皆がひれ伏しているのは社長、役員、部長、課長といった社内での肩書であってその人自身を尊敬しているわけじゃない。むしろ、いないところでは悪口を言われていると思ったほうがいい。
これでよく分かったでしょ。
会社にフルコミットしても最終的に居場所、友人、趣味なんて残らない。
何に自分の時間を費やすかはある意味投資だと言える。
この場合だと投資対象を間違えたということになる。
本当にそこに時間を費やす価値があるのかどうか手遅れになる前によく見定めて欲しい。
失った時間は二度と戻ってこない。
これを分かった上でそれでもなお会社に尽くすならもう何も言わないよ。