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指しゃぶり治ったよ!

虐待、ネグレクト、性被害などイベントてんこ盛りの幼少期。
私は精神安定のため、眠る前に指をしゃぶるのが癖になっていた。
赤ちゃんのときは指しゃぶり癖はなかったそうなので、日常がサバイバルになってからついた癖なのは間違いなさそう。

六歳ごろには不眠気味で、横になっていても不安で寝付けなかったので、指しゃぶりは眠るために必要不可欠な儀式だったのだ。
しかし指しゃぶりで多少安心しても、眠れない。三時間はザラに起きている。その間ずっと指をしゃぶり続けるので、指はもう温泉につかり続けたかのようにふやけまくっていた。
それをまあとにかくからかわれる。見られると嘲笑を浴びせられてさらに眠れなくなるので、仕方なく布団を頭からかぶって隠れて指をしゃぶる。
しかし安寧の場所などない。
きょうだいが布団をめくり「またチュッチュしてる~!きったねー!死ねよ!」と罵倒し、さらに掛布団をぎゅうぎゅう押し付けて窒息させようとしてくる。シンプルな地獄!!
私は眠るのが怖くなって、さらに指しゃぶりをしないと不安をやり過ごせなくなる。シンプルな地獄ループ!!!
指しゃぶりは精神安定の儀式だったはずなのだが、だんだん「指をしゃぶらないと眠れない」に変わっていった。なんなら不安を感じるとそっと隠れて指をしゃぶっていた。やばい!指しゃぶりが生活を侵食していく!!

結局指しゃぶり癖は治ったのだが、それは自立して実家を離れ、さらに数年経ってからのことだった。私は二十代も後半に入るころ、ようやく指しゃぶりから卒業できたのだ。
なぜかというと、相性のいい睡眠導入剤に出会えたからです!!!!
不安の原因と距離を取り、眠れない不安と戦う時間を減らしたことで、悪癖から抜けられました。ちなみに睡眠導入剤がないと今でもまどろむ程度にしか眠れません!
依存先変わっただけかもしれない!

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