人の笑い声が気になる

 
HSPの人はそういう人が多いんじゃないかしら?
(HSPの知り合いないからわからないけど)
 
 
わたしは他人の笑い声にすごく敏感だ。
 
すぐに、わたしが笑われているんじゃないかと勘繰ってしまい、そうじゃないとわかるまでいい気分がしない。
 
そして笑い方にも敏感で、この声はわたしが聞いても楽しい話題だろうと思ってワクワクすることもあれば、これは誰かをバカにして笑ってるんじゃないかと思ってそれがわたしでないことを確かめるために聞き耳を立てることもある。
 
ケケケ、ケラケラ、と高いうわずった声で笑う男性の声が一番苦手だ。

 
 
小中学生なんかだと、先生や周りの大人をネタにして小バカにすることがある。
 
それを大人になってもやっている人がイヤでイヤでしょうがないのだ。
 
 
 
わたしはそうやって笑われて傷ついたことあったっけ?とこの感情の出どころを探ってみても、「子どもの頃からイヤだった」記憶しか出てこない。
 
子どもの頃のわたしは男の子になりたくて、父に激似で見た目も男の子っぽかった。そんなわたしが女の子らしい着物を着せられたり、お祭りの出店で見つけた指輪(バカボンのパパ柄)を気に入ってつけたりしていると周りの大人が「かわいいなぁ」と言ってきた。その時の笑い(笑顔)もイヤだった。中学生になりセーラー服を着て学校に行く初日、通学路にある父の仕事場の前で父に会い、「似合わんなぁ」と笑われたのもイヤだった。父と母がわたしの顔を見てしょっちゅう「低い鼻がかわいい」「この鼻はわたし似ではない」「俺ではない」という話を楽しそうにするのもイヤだった。
 
 
ってここまで書いて、わたしの「笑い声嫌い」の出どころがはっきりしてしまったようだ。
 
愛している対象は何をしてもかわいい。
だからたわしの周りの大人はわたしを本当にかわいく思って言ってくれていたのだろう。
が、「わたしの鼻が低い」「男の子みたいなナリで指輪は似合わない」を自覚していたプライドたかたかメンタルよわよわなわたしには、「その劣っているところがかわいい」の「劣っている」部分だけが響いていたに違いない。
 
 
むしろ、手放しでかわいい・すばらしいと言われたことがなく、自己肯定感低く育てられた子どもにそんなことを言ってはいけないのだ。
気にするに決まってる。


そんなんで、人の笑い声には常に敏感なのだが、実は身近にイヤな笑いをやる人がいて困っている。
 
野次馬根性たくましく、近くでなにか問題が起こったり変わった格好をした人とすれ違ったりすると振り返ってまでジロジロ見るデリカシー低めのタイプ。
それだけでも一緒にいるのがイヤなのに、彼は中高生によくいる「学力では勝てない学内ヒエラルキーの下の方の友達をバカにするタイプ」の人間のようなのだ。
 
わたしといる時は、わたしがそういうのが好きじゃないことをわかっているしそういう話にわたしがあまり乗らないのであまり問題はないのだけど、自分の友達といると一緒になってケラケラと誰かの悪口(悪口ってほどでもないけど)を言っている。

それね、わたしよりその相手近くにいるんだから、わたしに聞こえてたら本人にも聞こえてるよ?って。
 

あれ、なんなんだろ。
見た目は確かにイケてない、確かに口下手で吃ってて話題も面白くない、そういう人いるけど、そうだからってだけで笑うってどういう感情なんだろう?
いや、一昔前はそれがお笑いのネタになったりしてたわけだから、ふつうのことなのか?
いやいや、笑うポイントはあっても、その人とやり取りするたびにコソコソ笑うってのはただ単にバカにしてるよね?
むしろ、日常の中で笑えるポイントそういうことしかないっていう発想の貧しさのほうが恥ずかしいことなのでは?
 
 
一緒にいると注意はするのだが、ヒヤヒヤするし、そもそも本人に聞こえたら傷つけるかもしれないことをどうしてやってしまうのか、そこが理解できないので許せない。

彼自身、ヒソヒソ噂話されやすいネタを持ってるしされたらイヤなはずなんだけどなー。
 
 
 
そもそも周りの音に敏感でないと、他人の声も耳に入りにくいからいいのかもしれない。
 
幸せだなぁ、気づかないって。
 

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