先日行ってきた1dayインターンの話
はじめましての方ははじめまして。
それ以外の方はお久しぶり。
愉悦乃大神と申します。
11月30日に予定に入っていた1dayのIT系のインターンに行ってきました。
駅を出て地下街を通り、大きなショッピングモールの近隣にあるビルの2階。
そこに今回のインターン先のオフィスがあり、若い女性の方の出迎えがありました。
入ってすぐに奥の会議室に通され、一緒に来ていた医療系の大学生と私を含めた計2名のインターン参加者がそろい、インターンが始まりました。
タイムテーブルとしては以下の通り
1;自己紹介
2;アイスブレイク
3;会社説明並びに業務紹介
4;昼食
5;プログラミング体験(午後いっぱい)
こんな感じで1日が過ぎていきました。
自己紹介はよくあるスタンダートなもので、大学名と所属学部学科名、自分の名前、インターンの参加動機といったものでした。
そしてアイスブレイクは自分のストレス発散法を紹介するというもの。
温泉巡りが趣味の学生の話で結構盛り上がりましたね。
その後は会社の説明であったり、業務紹介といったものが続きました。
主にプログラミングの技術やスキルといったものをSES派遣といった形で自社社員を他会社に派遣させたり、受託開発という形で自社オフィスにおいて顧客の要望に合ったものを検討、提案、開発していくという主に2つの仕事が存在するそうです。
また最近は理系のみならず、文系といった文科系の面々。プログラミングやITに対して何の経験も知識もない人に対しても幅広く募集をかけているということ。
やはり仕事を行っていく上で大事なのはコミュニケーション。
一般的なイメージとしてエンジニアという仕事はパソコンの前で黙々と作業していく姿を想像しますが、やはり仕事をしていく上で顧客と話しながら、「どういうものを望んでいるのか」、「実際にプログラムして動くのかどうか」「実現性はあるのか」ということを検討していかなければならず、
要は顧客と機械とをつなぐ橋渡しの存在になるのがエンジニアとしての仕事になってくるのだということ。
そのため未経験だと、何の知識もない顧客の目線として、立場に沿った位置づけで仕事ができ、そうした経験から顧客目線で物事を考えながら業界の知識やプログラミングスキルを蓄えていくことができるということで、案外未経験であったとしても、一定の需要があるのだと今回学ばせていただくことになりました。
昼になると昼食の時間になり、駅の飲食街のほうへランチをしに行くことになりました。
女性社員2名と私を含めたインターン参加者2名の計4名での食事ということで、年上のしかも異性とランチする経験はなかったので、
結構緊張しました(笑)
普段どういう生活をしているのかとか、大学でどのようなことをしているのかなど、よくある雑談をしながらの食事でしたが、正直うまくコミュニケーションをとれたかどうかは自信がありません。社員の目から私はどのように映っていたのでしょうか?
こういうときってどのような感じで接すれば良いのでしょうね。普段通りの自分でいれば良いのでしょうか?
*ちなみにランチ代は会社負担ということでした。
非常においしかったです。ありがとうございます。
午後はプログラミング体験ということで、
実際に自分でプログラムを組み、それで機械を動かしてみるというものでした。
全部で3つの課題がありそれらを順にクリアしていくという、クエスト形式のような感じでした。
機械は信号機のように「赤」「黄」「青」3つのランプがあり、それらを順に光らせたり、点滅させたりというもの。
結構苦戦したのが、「ランプを点灯させる」という一つの命令でも、
「どのランプを光らせるのか」「光っている状態をどの程度留まらせるのか」「これらの処理のどのくらいの頻度で行うのか」「どの段階で処理を終えるのか」など、「点灯」という日本語ならばすぐに終わる言葉でも、機械に対して説明していく際には、事細かく段階的かつ規則的に伝えていく必要があるため、そこが難点でうまくアウトプットさせるまでに時間がかかりました。
特に命令でも分岐があるもの。
例えば「途中でもしスイッチが押されればこの指示を実行し、処理が終われば元の状態に戻る」という指示をクリアするのがまぁまぁな鬼門でした。
命令が切り替わるタイミングをどこに挿入すればいいのか、処理終了からどのように元の状態に戻るのかについて機械に対して言語を通して伝えていく作業に特に苦戦しました。
プログラミングの際に重要になってくるのはやはり言語化能力なのではないかと。
日本語だとすぐに会話として処理されるような何気ない指示であったとしても、機械にとっては理解ができない。
海外の方と接する状況を考えてみると一番わかりやすいのではないでしょうか?
「日本」といった言葉を伝える際に、その意味が分からない海外の人にどのように伝えるか。まずは「それが国の名前」だと定義し、そこから「どのような位置にあるのか」「どんな人たちが住んでいるのか」「扱う言語は」など、分からない人に単語を説明しようとなると長くなりがちになります。
プログラミングもそうで、機械に対して分かりやすく伝える際には、言葉に出すとすぐに終わることであっても、それが何を定義し、どのような場面でどのように動作するのかを明確に指示しなければなりません。
そのためにうまく言葉を解釈し、相手の言語に翻訳するといった言語化能力が必須になってくるのです。
案外普段のコミュニケーションでも重要なものであったりして。
午後はプログラミングで時間をほぼ費やす形になりました。
何とか3つの課題を終えることができて良かったのですが、しかし何よりも意識すべき点は、私が社員の目からどのように映っていたかです。
正直本当に分かりません。
態度であったり、発言内容であったり、社員との会話であったり、・・・
どのような点を評価するのかは本当に不明で、インターンのはじめにこれは選考とは一切関係はないと言ってくださったけれど、実際のところはどうなのか・・・。
最後は振り返りシートに、プログラミングをしてみての自己評価や、今日の感想等を記入し、解散という流れになりました。
ビルの外まで社員の方が送ってくれました。
本当に最後までありがとうございます。
1dayでしたが非常に濃密な1日でした。
IT企業とはどのようなところなのか、その一端が理解、認識できたような気がします。
やっぱり実際のオフィスを見たり、実際の職務に近いことを体験するのは大事ですね。
いろいろと参考になります。