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憎しみの手放し方【誰をゆるすのか】
現在、元夫の不倫相手と絶賛示談中のさっち。
こやつの存在がちょいちょい今の私の足を引っ張って来る…。
頭では1番どうでもいい存在であると分かってるものの、いちいちいちいち過去の私が出て来る。
認めるのはホント癪なんだけどね、
こやつ、過去の私にどっか似てるんだと思う…。
誰かに寄生して、被害者面しながら
腹黒い自分の望みを密かに叶えていく。
男に必要とされていると思い込んでるけど
傍から見たらコンビニトイレみたいな扱いされてる。
その弱くて腹黒い自分が、私は嫌いだった。
だからどこか心の奥底で、そんな弱い人間を放っておけない自分がいる。
実は、最初の示談の話し合いの時、私はこやつに「わかってもらいたかった」のだ。
私がどれほど傷ついて、辛くて、どうすればいいか分からないことを。
あわよくば一緒に考えてもらいたかった。
自分がしたことにちゃんと向き合って欲しかった
ここで、向き合えるのがさっち。なんだけど、
不倫相手になれる女だからなのか、
こやつは向き合うことはしなかった。
歩み寄る私にナイフを突きつけて逃げていった。
私はここまで腐ってなくて心底安心している。
その反面、やっぱりどこか可哀想にも思える。
こやつはそれで良いのだろうから、私が首を突っ込む必要などない。
ましてやこやつの幸せを願うなんて今は絶対に出来ない。
私はこやつを憎んでいる。
私の大切な家庭を壊し、友情を捨て、表面上でも夫の支えになれていると思っているこやつを。
慰謝料を減額交渉し、更に口外禁止の条件もつけてくる。
交渉のやり取りも1ヶ月に1通しかメールが来ず、全く進まない。
まるで少しも反省してないような行動をするこやつを憎むだけでは足りず、復讐してやりたい。
復讐心とはなんとも虚しいものだ。
復讐したところで、私のあの大切な時間は取り戻せない。
こやつと同じ土俵に降りたとて、絶景など拝めるはずもない。
私は復讐心を手放したい。
早く、新しい朝のような清々しさに包まれたい。
今私が復讐心を手放すために必要なのは、間違いなく時間だ。
その時間が早く過ぎるのを祈る以外に
私が私にしてあげられることは、復讐心を持っている自分を赦すこと。
この気付きがこのnoteの趣旨だ。
復讐心を持っている自分が苦しいのは
早く手放したいから。
手放すのが最善だと思っている反面、
分かってても出来ない自分をどこかで
ダメだと否定する声が聞こえる。
「小さい人間。所詮その不倫相手と同じじゃない?」
そうかもしれない。
こやつから見えてる世界では
こやつも最善で生きているんだろう。
自らを良くしようと、私と同じように苦悩してるかもしれない。
そやつの最善を否定している自分が
聖人にでもなったかのような顔をしていて
どこか苦しくもある。
人は弱い。完璧でない自分を認めて赦し、
味方になって癒してあげることが
私の復讐心を手放す近道になりそうだな…と
怒りでモヤのかかった頭で、ぼんやりと思ったのであった。