第69回ショジョ談議〜アイデンティティクライシス〜
自分に自信がないせいで、その他の私個人に付加された価値ならざるもの、即ちアイデンティティとも言えるそれらの要素を捨象し、「20歳」だとか「女」という抽象的な要素のみに価値を見出し、それに依存してしまう。
私は、20歳でなければ、女でなければ価値がないのだ。そのせいで、私のアイデンティティは「20歳の女」になってしまう。このことが何を引き起こすのか。
そう。「拗らせショジョ」(通称:バケモン)である。20代に自信なんていらない、などという言葉を見たことがあるが、それならばなぜこ