自己改造
自分は愛されるために、自己改造しなければならないの?
これは、大変難しい問題である。
教育や自己教育の過程が、自己教育とも言えるし、環境の変化に伴って変わっていかなければ適応出来ないことは、誰しも認めるだろうから。
ただし、環境を変える部分と、環境に変えられる両面があって、両者の相互作用があることに注意しよう。
変えられる側面だけでは、過剰適応であって、
自分を押し殺すことになるからである。
自分が息をするという意味では、変える部分がなければならないし、他人が息をするという意味では、変えられる部分がなければならない。
何でも特定個人の思い通りになる訳ではない。
両者の相互作用が上手くいったとき、創造作用が生じるのである。
だから、前向きな創造作用で変わっていく、
というのは、むしろいいことじゃないか。
健康を損なうとか、精神を病むとか、暗い気持ちになるとかなら、話は別だが。
全くそのままで愛される訳ではないだろうが、
全く別人に生まれ変わる必要はないんじゃないか。
生まれ変わったら、自分などなくなってしまうではないか。
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