閉鎖的な空間、風呂

5人分の洗濯を狭い風呂場に干してる。ベランダには屋根がないし、昼間取り込む人もいないから。そして昼間は昼間で来てたパジャマやら、誰かが30枚くらいフェイスタオルを使って夜中汗を拭くので洗濯しなきゃならない。仕事がある時は朝回すこともできない時があるので、夜がすごく辛い。

夏には汗でじっとりしながら干す。5人分と言っても1日で3枚着る人、2枚着ちゃう人がいるので実質10人分の洋服とまたまた大量のフェイスタオル。正直毎回干す場所がない。そして、洗濯機に収まりきらないので2回回す。洗濯機が古いものなのでため洗いで洗うから合計2時間半ほどかかる。もちろん、人が洗濯を出し終え風呂に入り終わらないと洗濯は回せないし干せないので本当に時間が取られる。

あたしはADHDなので(ざっくりすぎ)後に予定がつかえているととてもそわそわするし、時間の組み立てがうまくないので隙間時間の有効活用をするのが苦手。後単純に早く風呂に入れだの人に言うのも本当に大変。何回言っても入らん。入ってからダラダラすればいいのに。そうすればあたしだって深夜の2時3時まで洗濯する必要がなくなるのに。

薄暗い狭いじっとり暑い風呂場で大量の洗濯物を、工夫しながらなんとか全部干せるように、とやっているとなんだか悲しくなる。夜中飲み歩いてる友達のストーリーを見ると「帰っても自分風呂入って寝るだけだから気楽でいいよな」とか「自分だけの時間を邪魔されることなくつかえていいな」と思ったり。すごい汗をかきながら悶々と考える。いいな、他の人はこんなことしなくて。いいな、他の人はそんな心配しなくて。自分の家でなんでこんなにソワソワしながら生活しなきゃいけないんだろ。

思えば自分の家でゆったりできたのって数えるほどだ。いつも何かしらの家事に追われたり人に時間を取られたりばっかり。子育てするお母さんってこんな気持ちなのかな。とよく思う。あたしお母さんじゃないんだけどな。

クヨクヨ言ったって何にもならないので仕方がないけど、なぜか狭い暑い風呂場で洗濯物を毎夜あの手この手で干してると、「なんでこんなことしなきゃいけないんだろう」と悲しくなってしまう。

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