甚六(じんろく)

元冒険家の崖っぷちなポンコツ母。虚弱体質。 日々の毒素を排出し、書評、男子育児などを徒然に発信。現実と虚構の狭間にてnoteと格闘中。 大型犬の子犬のような思春期の息子と毛むくじゃらな娘(猫)を子育てしています。 いつもお付き合いくださり、ありがとうございます。

甚六(じんろく)

元冒険家の崖っぷちなポンコツ母。虚弱体質。 日々の毒素を排出し、書評、男子育児などを徒然に発信。現実と虚構の狭間にてnoteと格闘中。 大型犬の子犬のような思春期の息子と毛むくじゃらな娘(猫)を子育てしています。 いつもお付き合いくださり、ありがとうございます。

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佐々木正美氏の子育て論 -待つ-

私の子育てにおいて「我が子を信じていいんだよ」と本を開くたびに背中を押して励ましてくれた佐々木正美先生の著書は、私の運命を切り開いてくれた命の恩人のような子育てバイブル本である。 私は育児に迷っていた。彷徨ううちに深みに入り込んでしまっていた。何も考えなしで感情のままに生きていた大馬鹿で若かった頃の自分とは人格が変わる程、子どもを産んで思慮深くなった。 子育ては「待つ」ことが肝要だと佐々木先生から教えて頂いた。その子育ての中での「待つ」は、時に途方もなくしんどいものになる

    • 強烈な鉄道オタクであった息子の子育てをふりかえる

      鉄道は移動のための手段であるという認識しかなかった私が、ひょんなことから鉄分多めの息子を産み落とし、また新たな世界の扉が開いた。 息子が1歳を過ぎた頃だろうか。同じ年頃の子たちが「おかあさんといっしょ」などの教育番組を観るのに、彼はBS「鉄道絶景の旅」という番組が何より好きで、その小一時間あまりを身じろぎもせず見入っていた。 また生まれて初めて、蒸気機関車を目の当たりにした時には、興奮のあまり鼻血を流した。言葉をまだ発することが出来ない幼な子の、鉄道にかける情熱を体現する

      • 「勉強しなさい」と言わない母親 ータイガーマザーと真逆の育児ー

        2011年出版の本である。アメリカに住む中国人大学教授である母親が、中国式のビシバシ猛烈スパルタエリート教育を施して、2人の娘を一流大学へ合格させ、音楽の世界でも優秀な人材に育てあげた子育てサクセスストーリーだ。 子供の人生の旗振り役として過激に邁進する。何時間でも音楽のレッスンを続けたり、娘が嫌だと訴えても、心の傷とかそんなのはお構いなしに母親のを意志を通す姿勢といい、凄まじい。アメリカでは一昔前このような教育ママを「タイガーマザー」といったようだ。 その当時、たまたま

        • イノシシの背中と裏山が燃えた日

          私が小学校一年生だった頃だろうか。裏山が燃えた。今もあの日の光景を一部始終はっきりと蘇らせることができる。 あの日は風がとても強かった。最初は裏山から煙がくすぶってきたのが、みるみるうちに火がメラメラと燃え上がり、さらに強風を受けて、炎はあっという間に広範囲に燃え広がった。裏山のあらゆるものを轟々と音をたてて、炎が飲み込みはじめた。 近隣の住民も総出で消火活動にあたっていた。生まれて初めてみる大規模な火災。幼き目に映る、赤々と燃える巨大な炎。強風にあおられて竜のように動き

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        佐々木正美氏の子育て論 -待つ-

          かぶとむしミッションインポッシブル

          先日書いた虫の話で、あれは小学一年生だった息子とスカイツリーで開催されていた昆虫イベントに参加したことを思い出した。 スカイツリー内の一角にそこだけ金網で作られた臨時施設があって「カブトムシ触れるよ!取り放題だよ!でも終わったら虫は返してね!」のイベントが開催されており、息子がすぐさま飛びついた。 参加したいという息子に「母は虫が苦手だから自分で虫を捕ること。虫を大事に扱うこと」を条件とし、さっそく我々は中に入った。 たくさんのカブトムシに興奮する息子。観察しては次々と

          かぶとむしミッションインポッシブル

          その違和感は間違ってない。内なる獣を開放せよ。

          時として感じる違和感。みなさんはこの違和感というものをどう捉えているだろうか。 私は、人生においてこの「違和感」を非常に大切にしている。それは自分の海外生活を通して身に着けたことのひとつである。 海外生活において、母国語でない言語で相手と100%のやり取りをすることは到底できない。どんなに言語に流暢な人物であっても、天と地ほどの開きがある。その時のスラングや隠語、または早口でまくし立てられたりすれば、あっという間に話についていけなくなる。歴然とした差がそこにある。 そう

          その違和感は間違ってない。内なる獣を開放せよ。

          かっぱえびせんと孤軍奮闘の育児

          今はコロナ禍でインフルエンザの流行が話題にならなくなったが、私たち親子は毎年予防接種を受けて、インフルエンザ対策をしている。 あれは、息子が幼稚園の年少さんだった冬。息子がインフルエンザに感染した。そしてつきっきりで看病する私も、半日遅れで発症したのである。 病院の薬を飲んだ息子は、心配した高熱も下がって元気を取り戻し、いつものようにおもちゃでの遊べるようになっていた。一方、半日遅れで病状が進行する私は、息子の回復を喜ぶも絶不調で、39℃を超える高熱と寒気と倦怠感と、経験

          かっぱえびせんと孤軍奮闘の育児

          翁の生態観察その3(血圧と閉所恐怖症編)

          翁こと、うちの爺さんは、人一倍自分の健康に気を遣っている。 毎朝血圧を測ることを日課としている。しかし血圧を測るという行為が妙なのである。一般の人は、血圧を測る時はそのまま腕を血圧計に差し出し、自然体で測定するものだが、うちの爺さんは違う。 まず測定する前に、深呼吸を厳かに始め呼吸を整える。太極拳でも始まりそうな雰囲気だ。それからおもむろに測定を開始する。だが、その測定した数値は、自分が「良し」とする値でなければいけない。気に入らない数値であれば、もう一度測りなおす。

          翁の生態観察その3(血圧と閉所恐怖症編)

          昆虫を一緒に食べないかと愛する息子に誘われたら。

          なんでも息子と一緒に挑戦してきた。なんでも経験を分かち合ってきた。私たちは仲間だ。同士だ。君の喜びは私の喜び。君の笑顔は私の笑顔。君の幸せは私の幸せだ。 そんな愛する息子からここ一年くらい「一緒に昆虫を食べようではないか」と執拗に誘われている。 大きくなった息子が久しぶりに母を必要としている。いや、だがしかし。 彼は生まれながらに好奇心旺盛で、知りたいことはトコトンまで追求しなければ気がすまないタイプである。幼少の頃より車、電車、動物、爬虫類、魚類など、図鑑や本がボロボ

          昆虫を一緒に食べないかと愛する息子に誘われたら。

          夕飯に魚の塩焼きを出したが、塩をふり忘れた。。 信じられるか... それ、生の魚を焼いただけなんだぜ... 「ママ、今日はどうかしてるね😔」って言ったら、 家族が「大丈夫!ルーティンワーク!」って。 み、皆の衆...😭

          夕飯に魚の塩焼きを出したが、塩をふり忘れた。。 信じられるか... それ、生の魚を焼いただけなんだぜ... 「ママ、今日はどうかしてるね😔」って言ったら、 家族が「大丈夫!ルーティンワーク!」って。 み、皆の衆...😭

          液体の詰め替え作業。 200mLの容器に、気づかず280mLの詰め替え用を入れたら溢れた。 毎度毎度、オレって奴はよぅ。。 「しょうがないじゃないか」と毎度責めない優しい息子。 おまえさんはどうしてそんなに徳が高い奴なんだ。。

          液体の詰め替え作業。 200mLの容器に、気づかず280mLの詰め替え用を入れたら溢れた。 毎度毎度、オレって奴はよぅ。。 「しょうがないじゃないか」と毎度責めない優しい息子。 おまえさんはどうしてそんなに徳が高い奴なんだ。。

          美容師さんプロだなぁ。 私の畜生の塊みたいな髪のポテンシャルを最大限に引き出してくれて、「ほら、石田ゆり子みたい😊」って。 もろもろ含めてプロだなぁ。感謝。

          美容師さんプロだなぁ。 私の畜生の塊みたいな髪のポテンシャルを最大限に引き出してくれて、「ほら、石田ゆり子みたい😊」って。 もろもろ含めてプロだなぁ。感謝。

          たまに作る、シンプルなうどんと薬味。 「丸○製麺を超えてる!」といつも言って食べてくれる息子。ありがとう😊

          たまに作る、シンプルなうどんと薬味。 「丸○製麺を超えてる!」といつも言って食べてくれる息子。ありがとう😊

          無境界家族(ファミリー) 森巣 博

          父ヒロシ、世界を飛び回る博奕打ち兼主夫。 母テッサ、国を代表する多忙な研究者。 そして息子パトリック、天才数学者。 どーん!こんなメンバー構成ある? 父ヒロシが語る実話。ヒロシは主夫として、多忙な妻を支え、不登校の天才息子を育て上げる。家族を大切にし、普通の日常を送る、奔放な博奕打ちの父ヒロシ。 突飛しすぎれば誰も追いつけない。孤高かつ自由。好きな分野で自分で食べていかれる分のお金を稼ぐ(この家族は莫大に稼ぐ)。好きなことに邁進して、周りの人に迷惑かけず、自分の道をそれぞ

          無境界家族(ファミリー) 森巣 博

          コロナ禍の今は、書籍、漫画、音楽関係に浪費しても良しとしている。充電だ😊

          コロナ禍の今は、書籍、漫画、音楽関係に浪費しても良しとしている。充電だ😊

          「ここは、おしまいの地」こだま とても良かった!面白かった! もの凄い突出。共鳴。感動。 なにより深く心に寄り添える作品でした。

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