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  • CHRONIC CHRONIQUE(クロニック・クロニック)

    慢性的(chronic)な時評集(chronique)。

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当時10歳だった私のルポルタージュ〜福島原発事故の現在地〜

【初投稿】これは、震災当時10歳だった私(大学生・20歳)が原発20km圏内を巡る、ちょっと長めなルポルタージュです。 はじめに 〜震災から10年、成人を迎えた私が思うこと〜 上の写真は、当時12歳だった兄が小学校の社会科見学に行った時のものだ。エネルギー社会の未来について学んだ彼らは、満面の笑みを浮かべている。 私が生まれたのは2000年の7月で、震災当時10歳だった。 この記事を公開した2021年1月11日(成人の日)時点で20歳、大学2年生だ。 実家のある福島

    • 東京学生映画祭史 1988-2021

       1988年、昭和最後の秋に始まった東京学生映画祭(東学祭)は、2021年時点で32回目を迎えました。東学祭は文字通り都内で開催される、学生が作った映画(=学生映画)だけを対象にした映画祭です。  映画祭といっても、企画・運営まで学生が行なっているので、サークルの自主上映会に近いものがあります。ただ、過去には青山真治や園子温、井土紀州、熊澤尚人、中村義洋、月川翔、小泉徳宏、奥山由之、中川龍太郎、山戸結希、見里朝希といった歴々たる方々の初期作を紹介するなど、インディーズ映画界

      • 【OPEN!!】村上春樹ライブラリー総まとめ

        2021年10月1日「村上春樹ライブラリー(早稲田大学国際文学館)」が開館しました。 開館初日、在学生だけに開放される<12:00-13:00>の時間枠で、私は見学させていただきました。 (公式サイト) 村上春樹ライブラリーとは「物語を拓こう、心を語ろう」をコンセプトに設置された、早稲田大学公営の施設です。村上氏の「文学や文化の風通しの良い国際的交流・交換の場になってほしい」という想いから「日本文学の国際化」「文学の翻訳研究」「村上作品の研究」の三つ目標が掲げられ、村上

        • 名古屋はニホンの”第二映画都市”? 【全力調査2021】

          名古屋はニホンの”第二映画都市”?  たまたま縁があって名古屋に出向いた時に、私はその思い付きを得ました。色々と調べてみると、 A . ミニシアター文化 B . 公共の映画支援 C . テレビ主導の良質映画 D . コロナ実証実験  この4点が、名古屋を優れた”映画都市”たらしめているのだと私は感じました。  名古屋の「映画文化」の魅力について、余すことなく記事にしてみたい。  そういう思いで、この記事は出発しました。  映画好きな方も、ミニシアターを知らない方も、

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