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大切なのは、今をどう生きたいか

今の自分を作り上げているのは、紛れもなくこれまで自身が経験してきたことからできています。過去経験してきたことは、記憶の中から消えていたとしても、自分の奥深いところに眠っていて、自分自身の価値観や考え方にとても影響しています。まずは、そのことに気づくことが大切ですね。私は生まれつきこうだ、みたいなのはきっと間違いで、私は生きてきた中で徐々にこういう価値観が形成されたというのが正解。

朝ごはんを食べることを善しとしてきた人は、朝ごはんを自然に食べるだろうし、うつ伏せで寝るとダメだと言われてきた人は、自分からうつ伏せで寝るなんてことはしません。オロナミンCは1日1本までと教わった人は、きっとその常識があるし、卵は1日1個までと教わった人は、別に科学的根拠とかを調べるまでもなくそうだと信じているものです。これは人によって違うし、ましてや生まれつきではないことは理解できたんじゃないかなと思います。なので、こと性格的なところでも同じです。ポジティブやネガティブ、素直か頑固、元気か大人しいか、これも全ては生きてきた中でどう過ごしてきた過去があるかに結びついているんです。

どうしてそんな話をしているのかというと、今回はそのことを踏まえて、僕が思う違和感について話したいからです。
その違和感とは、「今の自分は嫌いだ。」と答える人たちに対しての違和感です。

これまでの話でいくと、自分の過去から今の自分という存在が形成されているので、結局のところ自分でその選択をしてきているということです。自分で嫌いな自分になる選択をしているって、なんか違和感を感じます。もしかすると、過去に強制的にその体験をさせられていて、その価値観が体に擦り込まれいてるんだよな… という人もいるかと思います。その人の過去に関しては仕方ない部分があると思いますが、ある程度自立してからは、きっと自分の人生を自分で決めることができたはずです。でも、また自分のことを嫌いになる選択をしている。この現象はなぜなのか。

一つ思うに、自分は生まれつきこういう人間なんだ、というイメージがまだまだあるのではないかと思います。過去の体験から紐づいていると知らない人がまだまだいた場合、自分がそもそも嫌いな人間として生まれてきているから、その選択をせざるおえないと無意識の中で決定しているのではないかと思います。けどそれも、仕方がないことなのかなと思います。なぜならば、学校でそんなことは誰も教えてくれないからです。心の授業、メンタルの授業なんて、先生ができないからです。むしろ先生も無意識に自分を嫌いになる選択をしている側かもしれませんね。

自分はこういう人だから、と決めつけて、これからも同じように無意識の中で選択をするのはもう辞めにしましょう。
これからは、自分で決めることができるし、これまでの自分は別に自分で作ってきたものだから、意思さえあればいつでも変えることができます。大切なのは、これからどう生きたいかです。よく分かんないしこのままで良いと思うのも、もしできることならこれから先の人生は自分を変えたいと思うのかは、本当に自分次第。あなたはどうでしょうか。今一度、この質問を自分に投げかけ、しっかり向き合ってみることをお勧めします。

「あなたは、今をどう生きたいですか?」

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