肩こりの鍼灸臨床~基礎編~
こんにちは!陣内(@jin_anzu)です。
今回の記事は『肩こりの鍼灸臨床』について解説していきたいと思います。
急性腰痛の記事に次いで具体的な臨床の記事は2本目になります。
今回は肩こりになります。
鍼灸師になって鍼灸の臨床でまず一番最初に効果を感じる事が多いのが「肩こり」だと思います。
でも意外とそこそこ経験を積んでも悩むことのある「肩こり」だと思います。
今回は4月という事もありビギナー鍼灸師の先生には是非読んでほしい内容にしていきたいと思います。
内容の量がボリュームが増えてしまったのでまず今回の記事が第一部として
「肩こりの基礎」
になっています。
初めての2部作になりますのでよろしくおねがいします。
今回の記事は動画ベースではなく進めていきたいと思います。
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イメージ、理論理屈を持って刺鍼ができると刺入の効果がはっきり変わります。
再現性にもつながりますよ!
基礎から学んでいきましょう♪
肩こりの定義
肩こりは本態性の肩こりと症候性の肩こりが分けられますが、症候性の肩こりは内科疾患との関係も多く出てきますので今回の記事は本態性の肩こりをメインに書いていきたいと思います。
肩こりの定義についてなのですが
日本整形外科学会のホームページでは以下のようにあります。
これは定義というより患者さん側が分かりやすいように説明されている文章ですよね?
定義とは少し違うかもしれません・・・
それでは医学書の標準医学の記載を見てみましょう。
とあります。
つまり後頚部から肩および肩甲背部にかけての筋肉の緊張感や疲労感などの一種の不快感、違和感、鈍痛などの症状なので定義とすれば患者さんが感じている症状が「筋の硬結」の有無は関係なく感じているのであれば肩こりといえるという事ですね。
実際、臨床では筋の硬結と関係なく症状を感じている方も多くおられます。
この辺りは「固い」=肩こりと認識してしまうのは危険だと思っております。
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