KIRINJIの歌詞から「短歌」のヒントを得るわたし
魔法みたいな言葉でつづられている日常の風景や感情の機微。
わたしは大人になるまで「歌詞」というものに注目してこなかった。というのも、例えばJ-POPを聴いても、メロディや伴奏しか入ってこないのだ。おそらく、子どもころからピアノやオーケストラで演奏していたこともあって、基本的に歌詞のない世界で音楽をたのしんでいたからだと思う。そもそもテレビっ子でもなかったし、同世代で懐メロの話になっても、ほとんど話についていけないし、カラオケに行っても歌詞を覚えていないので、レパートリーが乏し