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頼朝ゆかりの伊豆山神社・三嶋大社

伊豆の旅の記録です。

まず熱海に出て、バスに乗って伊豆山神社へ。

熱海駅前バスターミナルの2番乗り場から、七尾行きのバスに乗ります。伊豆山行きに乗ると、違う場所に行きますよ^^

伊豆山神社のバス停に到着すると、すぐ目の前に鳥居と階段があります。

この階段を、えっちらおっちら登っていきます。

伊豆山神社といえば階段で、海岸そばの「走り湯」からだと837段あります。

とてもそんなの登りたくないという人は、伊豆山神社前のバス停からだと本殿まで約180段で参拝できます。

話を戻すと、階段の途中で、まず役行者さんがいらっしゃる役小角社を参拝します。伊豆山は、役行者が伊豆大島に配流されていた頃、夜間に空を飛んで修行しに来ていた場所だそうな(ホンマかい!)。パワーありますよ。

もう少し登ると、左手に結明神社という小さな末社があります。伊豆山の大杉から生まれた一男一女を祀っています。男が日精、女が月精。2人は富士山から神上がりし、結明神となったそうな。良い場所です。

階段を上りきって境内に。正面に拝殿があります。正に、古社という表現がぴったりの歴史を感じる、おごそかな場所です。

伊豆山神社のご祭神は

火の神様
ホムスビノミコト

天照大神の長男で
地上に降臨「しなかった」
アメノオシホミミノミコト

アメノオシホミミの
の妻子である

拷幡千千姫尊
(タクハタチヂヒメノミコト)

瓊瓊杵尊
(ニニギノミコト)

です。

ただ実際に参拝すると
龍神さんの影響を色濃く感じます。

伊豆山には、下記の龍神伝承があります。

伊豆山から芦ノ湖にかけて龍神さんがいる、というものです。頭が伊豆山、尾が芦ノ湖という長い龍神さんです。

当伊豆山神社の地下に赤白ニ龍交和して臥す。其の尾を箱根の湖水(芦ノ湖)に浸け、其の頭は日金嶺(伊豆山)地底に在り。 温泉の沸く所は、此の龍の両眼二耳並びに鼻穴口中なり(走り湯)。 ニ龍精気を吐き、赤白海水に交わる。 二色浦(熱海錦が浦の名の由来)は此れを謂うなり。(伊豆山神社の縁起「走湯山縁起」より)

ちなみにここ伊豆山は、伊豆という名称のルーツになった場所。

また、平治の乱で敗れて伊豆に流された源頼朝が、一時期身を潜めた場所であり、北条政子と人目を偲んで逢瀬を重ねて縁を結んだ場所として有名です。

伊豆山神社の本殿右手奥には、なぜか石川県・岐阜県の境にある白山の神様も祀られています。

猪が出るから注意!と記された山道を徒歩20分ほどゆくとあります。

上記写真の場所だけ参拝して帰っても良かったのですが、やっぱり神社フリークとしては行かないと!^^ 

(なぜ神社に行くの?→そこに神社があるから)

思ったより険しい場所でした^^; 軽い登山で、グラウンディングに良いですよ。私は途中で挫折しましたがw

参拝後は熱海駅で昼食。そして三島駅に移動して、三嶋大社へ。

三島は水の街として知られますが、三嶋大社付近は、水のエネルギーをよく感じる場所でした。

三嶋大社の境内に入りますと、池に囲まれた厳島神社があります。

大宮氷川神社でも、奈良の大神神社でも、池に囲まれてイチキシマヒメノミコトがお祭りされていますが、似ていますね。どこも良い場所です^^ 

やはり水のエネルギーをよく感じます。

おすすめは、厳島神社の裏手にある木。

パワーのある木がそろっているので、両手をかざしてエネルギーを交流してみてください。

エネルギーをもらう・奪うという意識だと、何も起こりません。与える・受け取るの意識で、木と己との間でエネルギーを循環させます。

循環を難しく感じるなら、何も意識しないで、ただ近くで突っ立っているといいですよ。

下の写真は、三嶋大社の拝殿です。優しいエネルギーですね。やっぱりここは水かな。

ご祭神は、
大山祇神(オオヤマツミ)
事代主神(コトシロヌシ)

オオヤマツミは、コノハナサクヤやイワナガヒメのお父さんで、山の神様の総元締め。

コトシロヌシは、鯛をかかえて釣り竿を持っている七福神の恵比寿さんです。三嶋大社の元々は、三宅島の神様だそうですから、火山と海に縁の深い神様なのでしょう。

伊豆山神社と三嶋大社は鎌倉幕府将軍家の尊崇厚く、箱根神社と並んで三所詣と言われます。頼朝だけでなく、実朝や北条義時など鎌倉幕府の歴代将軍・執権がお参りしました。

参拝している内に、いつの間にか物語の筋や旅のテーマが出来てくるのも神社参拝の面白い所です。

かつて鶴岡八幡宮に行った時、その後、府中の大國魂神社、さいたまの大宮氷川神社、そして伊豆山神社、三嶋大社と、源頼朝とご縁深い神社を立て続けに参拝することになりました。

どれも全ては偶然で、あとあと振り返ると、頼朝公ゆかりの神社ばかり参拝していたなと気づくのです。



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