上座とは、封印される場所
座るポジションって、みなさんお好みあるでしょうか。たとえば100名部屋の会議室で、椅子や机がずらっと並んでいる。さてどこに座るか、お好みあるでしょうか?
あるいは、これは座るのでは無く、立つポジションですが、集合写真で、どこに立ちたいとかあるでしょうか?
私はあるんです。どこでもいいというわけでなく、エネルギーの通りがいいところ。
流れているところがいいのです。本名が龍平だけに、龍(りゅう)=流(りゅう)−>流れのあるところを好むのかもしれません。
ところが、人前に立つ仕事をするようになって、「ここに立ちなさい」「ここに座りなさい」と自由がなくなったわけですがw、そこに座ってみて、立ってみて、気づくことがある。
いちばんエネルギーが滞留するところに、立たされ、座らされている。上座(かみざ)的なところに置かれるわけですが、上座ってこんなに流れないところ、たまるところだったんだと、これは気づきでしたね。
4名くらいの人数なら、上座でもいい。それは流れているから。滞留するような場所が、少人数なら発生しません。
でも10数名とかになると、滞留する場所が出ます。
それで、神様のことを思いました。
上座(かみざ)という位ですから、神座という意味合いも含まれるでしょう。
「これ、封印やん」
と思ったなあ😆
逃がさないぞっ! ってこと。
人間には闘争/逃走(とうそう)反応がありますから、ストレスがかかると、闘争するか逃走する。これがやりにくいです。打って出ることも、逃げることもできない。籠城するしかありません。
神社の神様も「封印」という意味合いがある。神様をここから出さないってことです。
広い神社の中にはたまに「禁足地」があります。
禁足地は「立ち入り禁止」だと参拝客はとらえますし、実際、立ち入り禁止ですが、禁足地の本来の意味は違います。
「ここから出てはいけない」です。
ということは、禁足地とされている場所の中に、閉じ込めらている何かがいるってこと。誰もいないのではありません。誰かがいて、その誰かを出さないための措置になります。
上座に座り、立たされる機会が増えて、見えない氣に敏感な人間には、何とも難しいところに居させられて、おもしろーと思っている今日この頃です。
そして、神座・上座だと、ひとりだけ向きが違いますよね。
みなの視線・氣が集まる場所だけに、「滞留」ととらえることができるけど、向きが違うからこそ「対流」を発生させることもできる。
ストレートに受けとめるとダメージを受けるけれども、対流を発生させて循環させることもできる。だから場が始まる最初の最初は結構大事で、場をあたためるだけの役割の人、いわゆる前座とか、前座役も兼ねる司会とか、「あ、あれ意味あったんだ」って思ったなあ。
前座の人がいないと、最初は滞留するから。パフォーマンスは発揮しにくいよね。
私は正直「司会」って存在意義があまりわかりませんでした。自己紹介なら本人ができるし、タイムキーパーを用意することもできます。
でも司会がいるから、最初が入りやすいんだって、わかってきました。そして司会の技術、前座の技術ってのも当然あるなあとも思いました。より滞留させることもありそうですから。
人々の向かってくるエネルギーから闘争/逃走するのでなく、対流を起こしてくれる人がいいです。
なんでも経験してみないと分からないですね。
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