好評なのかはわかりませんが、解説もどきの続きです。問5~7の最終回です。
※以下からは、あくまでも個人的メモの延長なので、本試験の結果を保証するものではないこと、間違いもありそうなことをご留意ください。
その1(雑感・第1問、第2問)
その2(問3・問4)
特に出典の記載のないものは下記より引用
・第35回メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種(大阪商工会議所)
・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種 公式テキスト(大阪商工会議所)
・第35回メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種 過去問題集 2022年度版(著:梅澤志乃)
第5問
5-1メンタルヘルス不調の早期発見
読んでいて違和感があるのは②かなと直感で選べそう。交感神経、副交感神経関連の問題は複数問出題されているので、覚えておきたい。
5-2コミュニケーションの種類
やや難かもしれない。
Dは違いそうで①と②の2択に絞れる。
Aが引っ掛けっぽいので、B,Cのどちらかがわかっていればと言う感じ。
5-3自己表現のタイプ(平木典子モデル)
平木典子先生のこの自己表現タイプモデルは頻出事項のようです。
アサーティブコミュニケーションを軸に、
私はジャイアン(攻撃的)とのび太(非主張的)で関連付けて覚えました(笑)
5-4うつ病のスクリーニング検査
唯一の図表問題。コロナ禍で「偽陽性」という言葉があったのをうろ覚えていたので、③か④なのかなと。偽陰性ということばは直接的にはテキストには無い。
5-5相談することの意味
ここは④は違いそうだな、でサクッと進みましょう。
5-6傾聴の仕方
ここは「まずは相手の話を聴く」という観点でBとDは正しそうで③を選びました。4択◯X問題は2つの選択肢で絞れるのでなるべく得点源にしたい。
5-7事業場外資源との連携
ここは間違えました。正解肢は単純な法律名の引っ掛けなのですが、①の選択肢「正常な労務の提供に支障がある場合」の内容は覚えておきたい。
5-8危機対応
「自殺のサインが見られた場合は一人にしない」これが肝ですね。
今回は躁うつ病、双極性障害が主テーマであったように思います。
第6問
6-1事業場外資源
迷うのですが、支援プログラムで「精神疾患の治療」はしないだろうな。治療はあくまでも病院、クリニックで受け持つことだよなで④を選択できた。
6-2事業場外資源
この設置場所と役割ってなかなか覚えられないですよね。
6-3事業外資源との連携
①は常識的に正しそう、②も常識的に正しそう、で必然的に答えは②で選べる。
6-4産業医・産業保健スタッフ
全般的に細かいところを問うてきている。正答率は低そう。
Aは社労士試験では頻出事項だが、専属産業医の例外要件を問うている。
Bも安衛法に規定がない架空のことなので突然出てくるとあったかもと迷いそう。
Cは各資格が国家資格かどうかまでそこまで覚えてる人がそもそも少なそう
Dが保健師は看護師とできる仕事は類似なので、医師のような診断はできないと判断できればAとDでギリギリで④が正解と判断はできるかなと。
6-5神経内科、心療内科、精神科の違い
覚えておいて損はない事項ではあるし、④を素直に選びたい。
6-6うつ病の入院治療
精神疾患で人を傷つける恐れがある、生活リズムを作ることが困難という方が入院治療を行うことが解れば、④が選べそう。
個人的なことですが、私は入院加療の可能性も過去にありました。
長期間声が出なくなったりもしたので。
同居して精神的に不安定な私の世話をしなければならない家族も負担も大きく、辛かったと思う。入院という選択肢をとっても良かったのかなと今となっては思います。
第7問
7-1精神疾患による休職からの職場復帰
答えはすぐ選べそうな問題です。
ただ、解説にも書いていますが、理想と現実のギャップは大きいです。
上司の業務配分、ケアがまともならそもそもメンタル不調に陥ってないということも起因としては大きいので。
7-2 職場復帰支援
私もうつ病、(現在の病名は統合失調症)で苦しみましたし、自分が仕事のメンタル面で抱えやすいと知ることはとても大事だと思いますし、メンタル面で苦しんでいる人がいれば「今の(仕事)環境が自分にとって良いのか」はキャリアとともに考えていくのは良いことだと思います。
転職活動、自分が精神疾患で苦しんだことなどもかけたらいいなと思っています。
7-3心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き
テキストでもいいのですが「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」のリーフレットは目を通すのがよいです。最後の一山です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055195_00005.html
各ステップでどういった手続き、ケアが必要なのか熟読して覚えておきましょう。
7-4心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き
ここの第3ステップに関する問題。主治医からの復職診断書は出たあと、復職プランを考える段階ですね。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055195_00005.html
7-5治療と仕事の両立
いよいよ最後の問題、
「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001088186.pdf
このガイドラインはちょっと読みづらいので、下記の厚労省ホームページのパンフレット類を目を通しておくのが良いでしょう。
最後に
試験に合格できることも大事なのですが、知識と経験は武器になると思っています。情報量が少なく、時に迷う選択肢も少なくない試験ですが、決して「落とすための試験ではない」です。
職場では管理監督者ではありませんが、自分を守るために、自分と同じような辛い経験をする人を一人でも少なくするために勉強してよかったです。
私が6月に転職した新しい会社で採用責任者だった方の言葉を紹介して締めたいと思います。これが心の支えになっています。
「まず、自分の健康を大事にしてください。次に自分の家族、大事な人の健康を大事にしてください。会社の仕事はまずそれができてから、初めてしっかり頑張りましょう」